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『……かずまくんのばか。なんでゲーム放っぽって私のところ来たの……もっとレベルアップするはずだったのに』
壱馬「えー。八つ当たりの内容まさかすぎやん」
『ふふ。他に八つ当たりするべきことが思いつかなくて』
顔を上げて俺の目を見たAの目尻や頬には涙の跡があるものの、表情は穏やかだ。
『壱馬くんが来てくれたらどんどん、トゲトゲしてた気持ちが平らになっていったの。だから、もう大丈夫』
壱馬「そう？ならいいけど」
頬に残った涙の跡にそっと口付けたら、少ししょっぱかった。
『はい。来てくれて、ありがとうございます』
昨日の自分の軽率さは反省しなくてはいけない部分だけど、それを口にしたらまたAが気にして気持ちをどんよりさせてしまうから。
だから、この反省は自分の中で戒めておく。
壱馬「ご飯食べた？」
『いえ、食べようって気にならなくて……。壱馬くんは？』
壱馬「今制限中やから、あんま食べられへんねん」
『そうなんですね。じゃあ、今日は手抜きしちゃおっかな』
俺の腕の中に収まったまま会話をするA。
何だこの可愛い生き物。
壱馬「台所使っていいなら、俺がなんか用意するで」
『えっ？壱馬くん、料理……大丈夫ですか？』
めちゃめちゃ心配そうに俺の事見るやん。
まぁ、気持ち分かるけど。
壱馬「Aみたいには作られへんけど、レシピ見ながらなら多分出来る」
いつも作ってもらってばかりだし、楽しそうに料理をするAを見てると自分もやりたくなったりする。
意欲だけはめちゃめちゃある。
上手く出来るかは分からないけど、いざとなったらAがいるし。
『ふふっ。じゃあ、お願いしようかな』
壱馬「よし、任せとき」
立ち上がって、いつもAが料理をするときに付けているエプロンを借りた。
『ふふっ、似合ってます。この姿写真撮りたい』
壱馬「ふふっ。撮る？」
Aに向かって撮ってと言わんばかりのポーズを決めると。
『いえ。ふふっ、目に焼き付けておきます』
そう微笑んだ。
もしもがあるから、と写真は撮りたがらない。
俺だって思い出になる写真が欲しいなと思うときもあるし、俺のフォルダにはAの写真がたくさんあるのに。内緒だけど。
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M a(プロフ) - riku推しさん» riku推しさん、お付き合い頂きまして本当にありがとうございました！幸せというお言葉、嬉しくてたまりません😳 引き続きお付き合いいただけると嬉しいです！riku推しさんの作品も楽しみにしています☺︎︎︎︎ (2023年1月5日 22時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - km0107さん» お久しぶりになってしまい、すみません！完結いたしました☺︎︎︎︎ いつもコメントありがとうございました！km0107さんの気遣い溢れるコメントにいつも励まされておりました。お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました！ (2023年1月5日 22時) (レス) @page43 id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
riku推し(プロフ) - Maさん🥺ステキな作品をありがとうございました！更新されるたび『あ！』ってなって、読んでる時間は幸せな時間でした！完結おめでとうございます！お忙しいとは思いますが体と相談しながら別の作品の更新を楽しみにしてます！ (2022年12月26日 15時) (レス) @page44 id: 6429ca0a87 (このIDを非表示/違反報告)
km0107(プロフ) - こんばんは✨ そろそろ更新されてるかなと思ったら…お仕事忙しいようですね😅寒い日が続いてますので気をつけてくださいね☺️２人のお話も早く読みたいです😢 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 2f284eb8ed (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - km0107さん» それからまたしばらく空いてしまってすみません……！！いつも楽しみにして頂いてありがとうございます😭 思ったよりも時間が取れなくて自分でも驚いているほどなのですが、そのうち落ち着くかと思うのでもう暫しこのペースをご辛抱くださいませ😭 (2022年10月26日 23時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年9月6日 11時
