爽やかな ページ7
今日から忙しい授業が始まる。
朝食を食べるために大広間へとローブを着たたくさんの生徒が向かう。
「ふわぁ〜あー…｣
「大きなあくびだね、A｣
「アルバス…昨日はなんだかベッドが慣れなくてなかなか眠れなかったのよ｣
「わかるよそれ｣
スコーピウスがネクタイを締めながら相槌をうつ。
スコーピウスのネクタイは少しヘンテコな方向に曲がっている。
大広間に着くと何人かの生徒がもういた。
「ああ、僕ってこの朝の匂いが好きだなぁ｣
「私は朝が苦手だけど…ホグワーツの朝は好きになれそう｣
｢そうだね。それに君たちがいる｣
｢ごもっとも｣
席についてそれぞれゴブレットに入ったジュースを飲んだ。
すると
｢ローズ！おはよう！｣
｢さよなら｣
凛とした雰囲気のグリフィンドール生が通る。
｢今のは？｣
｢ローズさ。ローズ・グレンジャー・ウィーズリー。僕の従姉妹だ｣
グレンジャーとウィーズリーということはポッターと最も長い間時間を共にした二人の子供だ。
｢彼女とだんだん打ち解けてきたと思わないかい？｣
スコーピウスがニコニコ笑う。
｢ウー、スコーピウスはローズに興味が？｣
｢あるみたいなんだ｣
スコーピウスは“さよなら”と言われても尚、ローズが気になるようだ。
アルバスは呆れたようにスコーピウスを見る。
｢今日はしっかりご飯を食べておないと｣
｢どうして？｣
｢だって今日は飛行訓練があるからさ！｣
スコーピウスはパンを口に放りこんだ。
｢いい匂いだ。焼きたてだね｣
スコーピウスに習ってAとアルバスもパンを手に取る。
｢あっつ｣
｢A、気をつけて｣
ホグワーツの食事は何でも美味しく、パンも外はカリカリ、中はモチモチでおいしかった。
｢私、うまく箒が使えなかったらどうしよう｣
｢きっと大丈夫だよ。…僕も心配だけど｣
｢ええ。…スコーピウス、口元に着いてるわ｣
Aはティッシュでスコーピウスの口元を拭う。
｢ありがとう、母さんみたいだ｣
｢何言ってるのよ｣
ご飯を食べ終えて、飛行訓練の準備をする。
Aはアルバスとスコーピウスと合流してマダム・フーチのいる場所へと向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ななや(プロフ) - 譜面さん» 貴重なご意見ありがとうございます！喜んで頂けて嬉しい限りです！落ちの方は検討させていただきます！ (2022年6月17日 6時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - スコーピウスが好きなのでスコーピウス落ちが見たいです！呪いの子作品ありがとうございます！ (2022年6月16日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - ハッピーさん» 貴重なご意見ありがとうございます！私も原作を見て迷っていたので同じ方がいて良かったです！検討させていただきますね♪ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 孫世代の物語は中々ないので、初めて見た時は感動しました！個人的には原作のスコーピウスとローズの組み合わせが好きなので、落ちはアルバスがいいです！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 3e57b9a24e (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - ただの炭素さん» 貴重なご意見ありがとうございます！ハリポタの世界を崩さないようにかんがえたので嬉しいです！落ちの方は検討させていただきます！ (2022年6月13日 23時) (レス) @page2 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2022年6月11日 12時
