看板娘 65 ページ19
「大した事はしてないですし怪我もしてませんから大丈夫です。…あ、狼に触ってもいいですか？」
「はい、もちろん！」
遊び終わったのかお座りしている狼の前に来る
…やっぱり何処となくあの子の小さい頃に似ているな
そっと匂いを嗅がせたあと頭を撫でる
優しく、ゆっくり、語りかけるように…馬だって兎だって、きちんと接すれば応えてくれると師匠達は教えてくれた
「こんにちは狼くん
…ふふ、気に入ってくれた？ならあげるよ」
気持ち良さそうに擦り寄ってくるカレ
『フクロウ』…じゃなく、えっと…梟もだが、動物と接していると癒されていく。アニマルセラピーとゆうやつだな
「お姉さん、すぐ懐かれちゃった…！」
「僕らでも一週間はかかったのに…」
「どうして？」
狼を撫でている私の周りを囲んで、コレまたすごい凄いとキラキラした目で私を見上げてくる
十歳に囲まれる事なんてなかったから不思議な感覚…
「こらお前達も。聞く前にご挨拶が先だろう？」
「じゃあ私から。」
立花仙蔵がため息をついたところで、軽く自己の紹介をした
反応は様々だったが好感触なのは確かだろう
その後は一年生、三年生、五年生の順で自己紹介してもらった。カンジばかりでパンクしそうだが極東の昔の本ほどではない…と言ってもココもその昔に値するのか……
「上ノ島一平くん、初島孫次郎くん、夢前三治郎くん、佐竹虎若くん、伊賀崎孫兵くん、竹谷八左ヱ門さん…皆さん良い子ばっかりですね、覚えるのは得意なので任せて下さい」
そう言うと嬉しそうにしてくれた
…全校生徒覚えるのは大変だろうがそこまで接しないと思われるし大丈夫だと信じたい
いわゆるフラグとゆうものでは無い絶対にうん
夢前三治郎に呼ばれそちらを向く
先程の質問をもう一度、とゆう感じだろう
「月詠さん、どうやったら動物は懐くんですか？」
「懐く……とゆうより、友達になるだけですよ」
友達？と一年生の四人が…いや、この場にいる十二人が首を傾げている気がした
懐かしいこの感覚にふっと笑みをこぼした
部下の時と同じだ
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赤月(プロフ) - 黒カビさん» お返事、だいぶ遅れてすみません！ご感想ありがとうございます、とても嬉しいです！ (2021年10月23日 0時) (
レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月23日 13時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - ロクさん» 好きなもの×好きなものは神ですよね！ 読んでくださって有難うございます！ (2021年8月9日 19時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
ロク(プロフ) - え、好きがすぎるんだが？忍たまとのクロスオーバーとか神すぎる！めっちゃ好きです！！！良ければ続き待ってます！ (2021年8月8日 0時) (レス) id: 9427a4c8e6 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - あまねさん» 神になったら推しをずっと眺めていられますね() 有難うございます、私も作品を読んでくださるあまね様が大好きでございます！！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 | 作成日時：2021年6月20日 22時
