第百二十五話「おとぎ話の続き」 ページ38
A「急ですね、何のご用です?」
レホール「授業で話したおとぎ話の続き、知りたくはないか?」
A「あー…えっと」
レホール「そうかそうか、そんなに知りたいか。では話してやろう」
A「こっちに決定権がない…」(遠い目)
レホール「器、剣、木簡、勾玉、以上四つの宝を手に入れた王の城が壊れた理由…その真相は宝がポケモンだった事だ」
A「…そう来ましたか」
レホール「宝として多くの人の手に渡っていった四匹は人間の欲や呪いを宿していき、王の欲望にあてられることでついには災いとなり、暴れ始めてしまった。王様は自分の国を守るために高名なポケモン使いを呼び、激闘の末災いを収めた…そしてパルデアの何処かに四匹を封印したそうだ。この話…作り話だと思うか?」
リドル〔これは…どうなんだろうね?〕
A「多分…多分マジな話だと思う。見た事ないポケモン探してあちこち駆けずり回ってた時に変な杭みたいなの三、四個ぐらい見かけた事あるから」
レホール「ククク…なかなか鋭い。歴史的な災害記録、個人の日記…様々な資料を読み込んでいるが、この話を裏付ける事実が多くてね。もし本当だと確信できたら貴様にも教えてやろう…あぁそうそう。今しがた貴様の言っていた杭とやらもいい手がかりになりそうだ、そっちも調べておく」
A「そですか…じゃ、あたしはこの辺で失礼します」
ハッサク「…おや?その声はA君ではないですか」
A「すごい先生ラッシュ…はい、創音Aです」
ハッサク「この前、グラウンドではすみませんでしたよ…」
A「いえいえ大丈夫です、全然気にしてないんで」
ハッサク「はは…随分と大人な対応でございますね」
A「…訊かれたくなかったらそう言っていただけると助かるんですけど…あの方はどういう?」
ハッサク「あの時いらしたドラゴン使いの女性は小生の親戚なのです。小生、ドラゴンポケモンの使い手の家系なのですよ」
A「薄々そんな気はしてましたが、マジで親戚にあんなハッサク先生と価値観合わなさそうな人いるんですか!?そりゃあ難儀ですね…しかもなんか聞いた感じ随分かっちりしたお家みたいですし」
ハッサク「小生は子供の頃から一族を率いる長となるべく育てられておりました。しかしながら昔、反抗期のハッサク少年は"音楽で食っていく!"…と家を飛び出しまして」
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カグヤ(プロフ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» いえいえ!これからも楽しみにしてます! (12月27日 18時) (レス) id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - カグヤさん» 私の書きたいものを書くだけのこの作品を面白いと言ってくださりありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (12月27日 17時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - あと、夢主の能力、めちゃくちゃ面白いです! (12月27日 16時) (レス) @page1 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - とても面白いです!無理をしない程度に更新頑張ってください! (12月27日 16時) (レス) @page22 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2023年12月25日 0時