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14km/h ページ16

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昴さんに膝枕をしてもらいながらのんびりしていると、チャイムが鳴った。
頭を撫でていた手が止まったので、腹筋を駆使して昴さんが立ちやすいように頭を退ける。

このまま倒れたら秀一さんの残り香ならぬ、残り温もりがダイレクトアタックなのでは?と真剣に考えていると、インターホンに出た昴さんがこっちを見てきたので反射で停止する。
あ、結構キツい


「ええ、いますよ。
なにか約束でも?」


普通の体勢に座り直しながら聞いていると、来客はあたしに用事らしい。
誰かと約束なんて入れてないけどな・・・


「そうでしたか。
少し待っていてください。
・・・子供たちが来ていて、上がってきますがどうしますか?」


インターホンを置いた昴さんが用件を伝えてくれた。
用件というかなんというかだけど

それは置いておいて、子供とはいえ客人なわけだし部屋着のままでいるのもな・・・


「着替えと、少しお化粧もしてきます」

「分かりました」


マンガだと玄関先でインターホン鳴らしてたイメージあったけど、今日は門のところから押したんだな・・・

もしや、コナンくんか哀ちゃんがいるのでは?
コナンくんがいたら"ボウヤ達"って言いそうだし、哀ちゃんの可能性の方が高いこともないじゃん昴さんのところに誰かと一緒とはいえ来るイメージ無い。

僅かな可能性を秒で否定しているとノックされた。
扉を開けた先には歩美ちゃん。


「あのね、園子お姉さん達が来て、なにかの準備するからその間にAお姉さんを呼んできてって言われたの!」

「園子ちゃんが?
ちょっとだけお化粧するから「歩美、Aお姉さんがお化粧するところ見たい!」・・・ハイ」


そんな期待を込めた目で見てこないで・・・
面白くないからね!?楽しくもないと思うけど!!
ちゃっちゃと終わらせよ・・・


「歩美ー、まだかー?」

「元太くん!女性の部屋をノックせずに開けるなんて!
すみません、Aさん・・・」

「あー、うん、次からは気を付けてね?」


光彦お前幾つだよ問題。
マナー的なところは、やはりご両親が関係してきてるんだろうな。
それか、お姉さんにめちゃくちゃ怒られたことがあるかのどっちかかな


「レディの部屋の前に集まってはいけませんよ」


昴さんも参戦し、何故か四人に見守られながらお化粧しました。

ねぇこの時間楽しい??
昴さんがすっっごい真剣に見てきてるの一番緊張するんだけど!?


手が震えてアイラインが無事に死んだ

15km/h→←OP



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(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月23日 15時) (レス) @page34 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - めっちゃ面白かったです!これからも更新楽しみにしてます! (2021年11月14日 7時) (レス) id: 909490fd58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年8月8日 0時

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