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「Aさん、せっかくなのでこの機会にAちゃんって呼んでもいいですか？」
「もちろんいいですよ！ それに私の方が年下なので敬語でなくても全く気にしないですよ」
「じゃあ……Aちゃん、これからよろしくね！」
「はい！」
今の私は一応高校生だから、そんなにかしこまらなくてもいいのになぁ、と以前から思っていたからちょうどいいタイミングだった。
ちょっと何様なんだって言い方をしてしまった気がするけど、うまく言葉が出てこなかったから仕方がない。いや仕方なくないな、もっと話し方気をつけないと。
「Aさんとは明日の夕方から一緒に働く形になるんですね。楽しみにしています！ そういえばどのくらい働くんですか？」
「……ほぼ毎日、ですね」
そう言うと、少し時間を空けて梓さんと安室さんの驚く声が重なって聞こえた。シンクロ率すごい。あとコナン君が二人の声にびっくりしたのか肩が一瞬震えていた。
想像以上の反応だったなー、なんて思っていたら先に落ち着いた安室さんがこめかみを押さえて何か考え出す。
「えっと、ほぼ毎日入られるんですか？ 部活動のことを考えると無理することになりません？」
「部活動は強制じゃないらしいので、ならその時間をバイトに回そうかなと。あっ、でも他の方のシフト奪ってまで入るつもりはないですよ！ 例えば土日にヘルプのため少し入る、というのも含んでほぼ毎日です」
「でもそれAちゃんからしたらハードじゃない？ 大丈夫なの？」
「体力には自信があるので！」
マスターにも最初は反対されたけど事情を説明して、無理はしないことと休みたい日は事前に連絡することを条件にほぼ毎日働くことを許可してもらった。報連相大事。ただ二人は納得がいかないようで。
まあ納得がいかないのも分かるかも。私だって高校生の子が土日も含んでほぼ毎日働くなんて言ったらびっくりする自信があるから。
「……あの、失礼ですがそこまでしてお小遣いがほしい理由があるんでしょうか？」
ほぼ気がつかないほど僅かに鋭くなった声色に、ふと安室さんの表情を伺えばどこか探るような視線になっていた。
あー、これは怪しまれちゃったかな。でも一人暮らしだし、金欠ギリギリでいるよりはお金に多少の余裕があれば心も余裕ができる。どうせ事情は話すつもりだったから、今話しちゃうのが得策だな、これは。
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緋焔(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！すきと言っていただけてとても嬉しいです。 (10月8日 18時) (
レス) id: cc6c003b63 (このIDを非表示/違反報告)
緋焔(プロフ) - 積田姉貴さん» コメント嬉しい限りでございます。ありがとうございます！更新頻度は遅いですが少しずつ進めていきますので、お時間ある時にまた読んでいただけたら幸いです。 (10月8日 18時) (レス) id: cc6c003b63 (このIDを非表示/違反報告)
緋焔(プロフ) - たろ。さん» 今更の返信、大変申し訳ございません。コメントありがとうございます！ 赤井さんをかっこよく表現できているようで良かったです！ (10月8日 18時) (レス) id: cc6c003b63 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すきです (10月8日 13時) (レス) @page26 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
積田姉貴(プロフ) - こちら更新はもうされないのでしょうか、？とても面白く読み進めていたので少し悲しい気持ちです🥲ぜひ気が向いたときにでも更新待ってます🥺 (9月19日 22時) (レス) @page24 id: 3fa67e14b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Scarlet10 | 作成日時：2021年5月14日 21時
