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〜White Day〈続〉〜


「で、伊地知からチョコを貰って舞い上がってるのか」
『舞い上がるっしょ!高級チョコ!』
「ポッキーやるからベッドの上で踊るな」

元々行く予定だった医務室。硝子の所に来たら何かしら貰えるだろうという算段だった。じゃなくて、硝子が貰ったチョコを貰おう!って算段だった。でもポッキーしか無いらしい。勿論、大人しくポッキーは貰ったよ?硝子にはお前クズだなー、って目で見られたけど。


「でも回避策なんじゃないのか?今回で解決策になったようだが」
『……え?』
「去年脅しに行ってただろ、チョコはないのかって」
『そう……だっけ?』
「何チョコだと思ってたんだ」

特に何も考えてませんでした。貰えただけでハッピーだったので。硝子さんはクズだなと言い残してどっかに行った。私はポッキーを完食してからお暇した。





「おっ、珍しい客人」
「しゃけ」

二年生教室。禪院は任務でいないらしく、運良く男組しかいなかった。伊地知さんからのチョコはノーカンなので、何としてでもここで貰わなければならない。


『チョコ下さい!』
「お前のプライドどこ行った」
「ツナ」

深々と頭を下げてお願いする。すると二人はカバンを漁ったり机の中を漁ったりし出した。
そして来ると思ってたけどな、とパンダはパンダの袋に入ったパンダチョコを渡してきた。


「正道特製のパンダチョコだ」
『えー、犬がよかったー!』

手をジタバタさせながら駄々をこねる。ちゃっかり貰うけど。すると次は、狗巻が「しゃけ」と言いながらシンプルな柄の紙袋を渡してきた。笑顔が輝かしい。


「高菜、すじこ」
『ありがとうございます、犬チョコ』
「棘ずっこいぞ〜!」

今年初のチョコレートをゲットだぜ!ルンルン気分でスキップをしながら教室を後にする。
廊下で袋をいっぱい持ってモグモグしていた悟を目撃したのは、目の錯覚だったと思う。





「そのチョコどったの?」
『パイセンに貰ったー!』

映画を見ていた虎杖。ルンルンで入ってきて袋からチョコを出した途端に聞かれた。二人が言っていた通りパンダチョコと犬型のチョコで、笑顔になると虎杖が口を開いた。


「動物チョコって……お前子供扱いされてね?」
『……まあ、好きだからいいんだけどね』

いいけど良くないってこういう事なのかー!

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片喰 - 五条先生…!一体、何円払ったんだ!   続きが待ち遠しいです! (2021年3月5日 17時) (レス) id: eddf3dedf8 (このIDを非表示/違反報告)
もここ - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年3月5日 17時) (レス) id: a70ee3e6ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:二見 | 作成日時:2021年2月28日 21時

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