12人のイケメン達 《学パロ》

4. あと5分 ページ5

…………ドッと疲れた。







「ギリギリ間に合ったな。お前感謝しろよ？」





〘感謝したくても出来ませんよ………〙





あの運転はやばかった…。
階段とか普通に降りてるし、障害物はジャンプで飛び越えるし、車道のど真ん中通るし…。マジで死ぬかと思った…。あの運転は命がいくつあっても足りないぐらい危ないよ…。






もう乗ることのないようにしよう…。





〘あの、ありがとうございました。私行きますね…〙





「急げよ、マジで遅刻になるから」






〘あっ、はい。でもあなたは…？〙





「あぁ、チャリを止めてくる。心配しなくても、俺は何回も遅刻してるからどうってことねえよ‪w」





〘は、はぁ…。すみませんそれでは〙





「おう」






今の心配したって思われたのか…。まあ少しは心配したけど…。








てかどうってことはないんじゃないか？






私は男の人に(少しだけど…)感謝し、疑問を持ちながら教室へと急いだ。









あと5分…。



よし、このまま走っていけば間に合いそう！








曲がり角曲がろうとした時、








ドンッ！







〘ぅわっ！〙






思い切り誰かとぶつかって尻もちをついた。







運悪……。





〘いたたた…〙









「ごめんね。大丈夫かい？」

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