12人のイケメン達 《学パロ》

17. 鬱 ページ20

〘はぁ…。疲れた〙



全ての授業が終わり帰宅しようと鞄に荷物を詰め込みながら溜め息をつく。



美「大きな溜め息笑 今日は大変だったね〜」




後ろの席の美乃里に声をかけられるが、机に顔を突っ伏したまま話す。



〘大変すぎて疲労しかない…〙



美「重症だね〜笑」




そりゃそうだよ…。朝は先輩？に自転車で思いっきりかっとばされたし、女の子達に冷たい視線を浴びせられるし、いろいろと走り回って…。しかもどっかにスマホ落としたし…。(←さっき気づいた)鬱でしかないよね…。




明「こんなどんよりしてるA見たことないわ‪w」



〘笑うとこじゃない…〙




しかもあの後有栖川さんに「そういえば忘れてたけどこの前タメで話せって言っただろ！次こそはタメな！」って怒られたし…。マジで精神的に終わる…。




美「まぁでもデメリットだけじゃないでしょ〜？そのことには全部イケメンさんが関わってるじゃ〜ん」



明「しかも『12人の王子様』の中の2人だろ？誇っていいことだと思うんだけどな‪w」




〘そんなこと言われても…、よく分かんないし…〙



明「そこはまあ共感できるけど、他の女子の反応見たらどんだけすげえか分かんだろ？」




〘ま、まぁ、うん〙




あの人達と話すだけで女の子達を敵に回すことはよ〜く分かった…:( ; ´꒳` ;):




明(違う意味で分かってんなA…)



美「疲労をどうにかすることは出来ないけどさ、スマホならどうにか出来るよ〜？」




〘えっ！？ほんと！？〙




美乃里の発言を聞いて飛び起き、美乃里の机をバン！と叩く。



美「うん。私のスマホからAちゃんのスマホに電話すればいいんだよ〜。誰かが拾ってくれてたら、その人が出てくれると思うし〜」



〘美乃里頭いい！ありがとう！〙



美「アハハ笑 大丈夫だよ〜笑 それじゃあ早速やってみようか。もしも拾ってくれてなかったとしたら明凛に拾いに行かせるから安心してね〜」



明「人を物みたいに使うな！」




2人が楽しそうに話しているのを見て自然と笑みが零れる。




優しい友がいて感謝…！( ；∀；)

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