15. 美人 ページ18
有「ということだから!なんか望み言え!」
急すぎて1文字も思い浮かばないのですが。
〘そんなこと言われても、特にはないです…〙
有「えぇー?無いなら無いでこっちも困るんだよー。ほら、何でも大丈夫だぞ!雑用でも何でも!」
お、押しが強いなこと人……。どうしよう……。
「やれやれ。帝統は相変わらずですね〜…」
私が返答に困っていると、後ろの本棚がある方向から男の人の声が聞こえてきた。
有「この声…」
私達は声の下方向を見ると、本棚の影から本で口元を隠した男の人が出てきた。その人はカーディガンを着ててスタイルがとても良く、ふわっとした茶髪だった。
有「あー!!??やっぱお前か幻太郎ーー!!」
ビクゥ!? 声大きい…。
「全く、相変わらず帝統は人騒がせな人ですね…。ここは図書室なので声のボリュームを下げて話してください。お隣の人も驚いていますよ」
有「おお、悪ぃ悪ぃ忘れてたw」
忘れてたとは私の存在を?図書室ってこと?
前者なら泣くんですが。
「多分後者の方なのでご安心を。帝統はこういう人なので気にしないでください」
ビクッ!いつの間に後ろに…!?
「おっと、自己紹介をしていませんでしたね。小生は夢野幻太郎と言います。あなたと同じ高校2年生です」
〘えっ、そうなんですね…。あれ、どうして私と同じだとわかったんですか…?〙
夢「あなたを廊下で見かけていましたから。それと、一応同じクラスなので」
え?知らなかった…。
夢「知らなかったって顔ですね笑」
バレた…。
夢「知らなくて当然ですよ。小生はあまり授業に出ていませんから クスッ」
そう言いながら、夢野さんは本を閉じて机に置いた。その瞬間、私は硬直した。
何故かって?
遠目からだとわからなかったけど、夢野さんはとても綺麗な淡い緑色の瞳をしてて小顔なの!しかも肌も綺麗だし、言うの遅いけど笑った時の仕草とかが女性みたいでギャップ!それにほんとに男の人?って言えるほどの美人さん!!女性全員が憧れる美貌の持ち主だったの!!!
……………………………なんかオタクみたいになっちゃった( ˙-˙)
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さゆ魔(プロフ) - きなこさん» 正直自分でも忘れていましたね…w 教えて下さりありがとうございますm(_ _)m 小説特典でも面白そうですけれど、主人公達が「え?」ってなってしまうので頑張って話を続けてみますw(←どゆこと) (2021年3月31日 16時) (レス) id: f7bd1eb05e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 大好きで拝見させて頂いてます。すごい細かい所なのですが電源が切れていたはずなのに電話がつながるのは小説特典ということでいいですか?(笑)更新頑張ってください。応援してます。 (2021年3月7日 0時) (レス) id: 494271d67f (このIDを非表示/違反報告)
さゆ魔(プロフ) - 饅頭さん» 嬉しいです…。ありがとうございます!ご期待に答えられるように頑張っていきます!! (2020年11月13日 15時) (レス) id: f7bd1eb05e (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 学パロ好きです!更新頑張ってください応援してます (2020年11月11日 0時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さゆ魔 | 作成日時:2020年11月9日 22時