story.16 ページ17
｢明日は約束通りお前に返事をする。｣
｢ハイ。｣
｢流石に逃げんなよ。｣
｢……｣
｢おいコラそこはちゃんと否定しろ。｣
いやもうだって圧迫感凄い…私ネガティブだから暗い未来しか想像出来ないんだよ…。
鋭児郎は真っ直ぐ答えようとしてくれてるから、流石に逃げたりするのはもうやめよう、って思ってはいるけど。
｢でも明日は学校休みだろ？だから放課後に、ってのも出来ねーし。｣
｢うん。｣
｢だったらいっそ、外に出かけようかなって思ってたんだよ。｣
｢あ！なるほど！鋭児郎は出かけてていないから、だから私に返事をする時間は遅くなるって伝えに来たの？｣
｢ちげーわアホ！！｣
｢は？｣
｢Aも一緒にって意味だよ！！！｣
私？私も…一緒に？一緒に…何？
…ん？
…待って待って、まさか、私も一緒に出かけるって言ってるの？…誰と？
…鋭児郎と！？私が！！？！？
意味を理解するのと比例するかのように、だんだんと体に熱が籠るのがわかる。
嘘ですか、現実ですか？あ、そうですか…。
いや、無理です…もうそろそろ頭がパンクしそうです…。
｢理解出来たか。｣
｢…ストップ…待って。｣
｢俺が声かけるより先に上鳴がなんか言ってんのが聞こえたから、上鳴には悪いけど止めたんだよ。予定入れられたら困るから。｣
｢……私も断る、つもりだったよ。｣
｢そっ、か…。おう、そうか。｣
もう無理、顔上げられない。何故か恥ずかしくて死にそう。
そう思いながら顔を思い切り伏せた、鋭児郎が今どんな顔をしてるのか気になったりもしたけれど、それ以前に私が限界だった。
そっか。
鋭児郎が私のこと誘ってくれるつもりだったから、上鳴くんからのお誘いを鋭児郎が先に断ったんだ。
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ポコピ - 18話が神でした。切島の照れを想像して、心臓がドックンってなりました！ハァ〜もう好き！！切島好き！！ (2021年5月3日 23時) (
レス) id: d603d2b16a (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - み た ら し 団 子 。さん» コメントありがとうございます、小説を通して楽しんでもらえたなら私も何より嬉しいです。切島くんはとても書きやすいので、またいつか挑戦しようと思います。応援とても励みになります、沢山のお言葉本当にありがとうございます……！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - みみみんさん» コメントありがとうございます、本当ですか、可愛い内容に出来ていたなら私もとても嬉しいです。文章だけではなくイラストまで褒めて下さって本当に…嬉しいです、とても励みになります、ありがとうございます！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
み た ら し 団 子 。 - 読んでいてすっっごいキュンキュンしました！切島くん格好良かったです(照)これからも頑張ってください。応援してます！！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: 97aeefcf66 (このIDを非表示/違反報告)
みみみん - 内容なんだか可愛くてすごいすきです！あと絵が綺麗で好みです() (2018年7月9日 1時) (レス) id: d0800b5536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年5月16日 13時
