百三十話 甘え方 ページ46
『……』
急いで涙を拭う
生憎止まりはしないけど
そ「はぁ、はぁ、………なんで泣いてんの」
『……』
そ「まふになんか言われた？」
首を横に振る
違う、まふくんは…
『……まふくんは、違う、私が……私がｯ』
ﾌﾜｯ
そ「無理してまでいう必要ないから」
その優しさが私を苦しめる
その気遣いが私を締め付ける
温もりが冷めてしまうのをずっと恐れてる
『……だ、大丈夫ですから、離してください』
ﾊﾟｯ
そ「……はい、」
この場から、消えて
消えてしまえ、私なんか
『じゃあ、失礼しま_____』
ﾊﾟｼｯ
そ「逃がすかよ」
そのまま流れるようにスローモーションみたいに、手を掴まれて再びそらるさんの腕の中に。
『さっき、離したの、に』
そ「……ちょっとは、素直になるかと思った……けど、逆効果みたいだったな」
さらにｷﾞｭｯｰと抱きしめられる
流石に苦しくなってくる
『突き放すなら今ですよ』
そ「泣くなら今のうちだけど」
『……泣いてませんよ』
そ「嘘ばっかり吐いててもいいことない、それ、自分でも分かってるでしょ」
……嘘をつきすぎで何が本音なのかもわからない、
素直なんて言葉私には無縁
甘えるなんてこと私はできない
『もう離してくださ_____』
そ「A」
『……』
そ「Aが差し出してくれた手は本物だった、ならAも手を伸ばして掴んだらいいじゃん、″俺に″、」
『……でも』
そ「でもじゃない、いつかそんな弱気になったの？いつもの冷たい態度はどうした？」
『なっ……弱気になんかなってません、』
いきなりなんてこと言うんだ
そ「だったらさ、頼って」
『…』
そ「もっと、俺を頼って」
……
一瞬だけ
甘えても
いいんですかね、
といっても甘えるとかわかんない
甘え方とかあんのかな…
『本当、馬鹿ですね………』
私はそらるさんの腰に手を回した
後は
そ「………」
『っ………ぁぁああ！！！うっ、ぁ、わぁぁぁぁっぁあ、』
精一杯泣いた
普段は出るはずもない涙がこんなにも出た
泣きたいと思っても泣けなかった
それが今泣いてしまった
人前で泣くことは私にとって、その人を認めることかもしれない
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林檎(プロフ) - りーぷさん» そ「ぁぁあやばい」ま「どうしたんですかー？」そ「プリン食いすぎて腹痛い」『馬鹿ですね、(背中さすってる)』ま「え、あれ、これ僕お邪魔…」『まふくんさすっといて、私作業してくる』ま「ですよね」そ「まふ、もう大丈夫」ま「…お大事に」 (2017年3月8日 23時) (
レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
りーぷ - 今回まじでやばす！ (2017年2月4日 20時) (レス) id: 8ab002ca81 (このIDを非表示/違反報告)
REM(プロフ) - 林檎さん» では、申請し直してボードの方へ貼っておきます！多分明後日頃位になるかと！！ (2017年2月4日 9時) (レス) id: 3f26c4a09c (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - REMさん» ご、ごめんなさい！！何故だかURLが開けないんですけど、どうしましょう！！？ (2017年2月2日 7時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
REM(プロフ) - 林檎さん» http://uranai.nosv.org/uploader/common/b/b/6/bb629b678985f1c9ce94853da3678873.png できました！椿さんです！何か病んだみたいになって申し訳ない……… (2017年1月30日 21時) (レス) id: b0c49535ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2017年1月19日 23時
