六十二話 ページ43
鏡花ちゃんは淡々と自分の名を告げると、すぐに戦闘モードに入った
「なっ、こんな少女が刃の届く瞬間まで殺気もないとは……」
『殺気に満ち溢れていたけどね』
ん?どうしてわかったかって?
そりゃあ!敦くん傷つけられて鏡花ちゃんが黙ってるわけないでしょう!!絶対あの2人付き合っ
「はやく」
『うん、ごめんね』
いつの間にか、敦くんを抱えていた
やっぱr
『ごめんなさい、すぐ行きます』
怒られちゃったよ
_______
しばらくして、鏡花ちゃんはぽつりぽつりと彷徨っていたことを話した
「それより先ずは組合の対処」
『頼もしいぃ』
「動けるなら働いて」
『イエス、マイスター』
偽の市警のところへ向かう途中、きっと敦くんは姐さん(紅葉さん)に言われたことを思い出してる
『………』
「鏡花ちゃん、どうして戻ったんだい?行方不明の儘でいれば戦争に巻き込まれずに済んだのに」
「私の居場所は探偵社だけだから」
無残にも、その答えは鏡花ちゃんの中を支配しているものだった
「済みません!」
警官の方に声をかける
だけど、丁度この時は………
一人の警察官が内線を聞きながら鏡花ちゃんの方へ目を向ける
『…………させない』
音もなく、私の手からは血が出る
鏡「どうして……!」
「警部っ!ご無事ですか!!?」
鏡花ちゃんはまだ諦めていないようだけど、敦くんが止めてくれたおかげでなんとかなった
「なんてことするんだ!!」
警官達は慌ただしくなり、拳銃をこちらに向ける
『逃げてっ!!』
敦「っ_____ごめん」
掌に深く刻まれた傷から血を出している手で私は異能を発動した
上手く、繋がってくれれば………
そう、祈りながら
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林檎(プロフ) - 飛鳥さん» 応援ありがとうございます!!大好きと言ってくださり心から感謝しきれないほどしてます!! (2016年12月22日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 初めまして!楽しく読ませていただいてます!この作品、大好きです!更新頑張ってください!待ってます!!! (2016年12月22日 0時) (レス) id: 1eec9432d8 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 夢見草さん» 大好きや面白い、その一言一言に励まされてます!更新頑張りますのでこれらもこの小説をよろしくお願いします! (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - だんちょ〜さん» 漢字の間違い、そしてこの小説を大好きと言ってくださりありがとうございます!!これからも読んでくれるとありがたいです! (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
夢見草 - 続編おめでとうございます!このしょうせつ、大好きなので更新楽しみにしてます!頑張って下さい^^ (2016年8月22日 23時) (レス) id: 2234263fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2016年8月22日 13時