検索窓
今日:12 hit、昨日:3 hit、合計:61,687 hit

六十二話 ページ43

鏡花ちゃんは淡々と自分の名を告げると、すぐに戦闘モードに入った


「なっ、こんな少女が刃の届く瞬間まで殺気もないとは……」

『殺気に満ち溢れていたけどね』


ん?どうしてわかったかって?

そりゃあ!敦くん傷つけられて鏡花ちゃんが黙ってるわけないでしょう!!絶対あの2人付き合っ

「はやく」

『うん、ごめんね』

いつの間にか、敦くんを抱えていた

やっぱr

『ごめんなさい、すぐ行きます』

怒られちゃったよ

_______

しばらくして、鏡花ちゃんはぽつりぽつりと彷徨っていたことを話した

「それより先ずは組合の対処」

『頼もしいぃ』

「動けるなら働いて」

『イエス、マイスター』


偽の市警のところへ向かう途中、きっと敦くんは姐さん(紅葉さん)に言われたことを思い出してる


『………』

「鏡花ちゃん、どうして戻ったんだい?行方不明の儘でいれば戦争に巻き込まれずに済んだのに」

「私の居場所は探偵社だけだから」

無残にも、その答えは鏡花ちゃんの中を支配しているものだった


「済みません!」

警官の方に声をかける

だけど、丁度この時は………


一人の警察官が内線を聞きながら鏡花ちゃんの方へ目を向ける


『…………させない』


音もなく、私の手からは血が出る


鏡「どうして……!」

「警部っ!ご無事ですか!!?」


鏡花ちゃんはまだ諦めていないようだけど、敦くんが止めてくれたおかげでなんとかなった

「なんてことするんだ!!」

警官達は慌ただしくなり、拳銃をこちらに向ける

『逃げてっ!!』

敦「っ_____ごめん」


掌に深く刻まれた傷から血を出している手で私は異能を発動した


上手く、繋がってくれれば………



そう、祈りながら

六十三話→←六十一話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

林檎(プロフ) - 飛鳥さん» 応援ありがとうございます!!大好きと言ってくださり心から感謝しきれないほどしてます!! (2016年12月22日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 初めまして!楽しく読ませていただいてます!この作品、大好きです!更新頑張ってください!待ってます!!! (2016年12月22日 0時) (レス) id: 1eec9432d8 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 夢見草さん» 大好きや面白い、その一言一言に励まされてます!更新頑張りますのでこれらもこの小説をよろしくお願いします! (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - だんちょ〜さん» 漢字の間違い、そしてこの小説を大好きと言ってくださりありがとうございます!!これからも読んでくれるとありがたいです! (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
夢見草 - 続編おめでとうございます!このしょうせつ、大好きなので更新楽しみにしてます!頑張って下さい^^ (2016年8月22日 23時) (レス) id: 2234263fb2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:林檎 | 作成日時:2016年8月22日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。