【カゲプロ】 初代【冴える】 と 現役【冴える】~Part4~

173章　　無情無心　　(人1)side ページ42

【焼きつける】「あは♪じゃあこの6人でがんばろっか♪」

　
シン「適当だな・・・」

　
【焼き付ける】「やだなぁ〜ｗｗ僕はいたって真剣だよww」

　

アジトに密かにセットしていた盗聴器から聞こえる会話

　
・・・あぁ、やっぱり


あの女を追っているのね

　
【焼き付ける】、貴女は嫌いよ

　
何を考えているのかわからないもの
　

人間の見方か、蛇の味方か

　
どちらなのかと聞くと、あなたはいつもこう答えた



“退屈しないほうかな”

　


貴女は結局、どちらの味方でもない

　
飽きてしまえば、いつでも簡単に裏切れる


それが例え、何年もともに歩んできた友だとしても・・・


とあるビルの屋上、1km以上も離れたところからスコープをのぞいて【焼き付ける】を監視した

　
その時


　




【焼き付ける】「・・・・ﾁﾗｯ」

　
「!!??(ﾊﾞｯ」


　



こっちを・・・みた・・・・?

　
ありえないわ、気のせい?

　
そう思うのもつかの間、仕込んでいた盗聴器から聞こえたのは・・・


　



【焼き付ける】「―――あは♪盗み聞きはいけないなぁ〜・・・・【ウララちゃん】♪」


ウララ「っ!!(ｿﾞｸｯ」

　


　
一気に血の気が引いた

　
なんでウララだとわかったの?やっぱり、見えていた・・・?

　



【焼き付ける】「心配しなくとも、彼らにはバラさないさ♪」

　
ウララ「・・・いつからよ」


【焼き付ける】「やだなぁ〜ww最初からに決まってるじゃないか♪」

　
ウララ「じゃあ、なんでウララに計画をバラしたの??貴女の目的は何?」


【焼き付ける】「・・・僕は、退屈なのが嫌いなのさ」



　
さきほどのテンションとは打って変わり、声が低くなった

　
貴女の言葉に、心はない

　
貴女が・・・見えない


　

　
【焼き付ける】「だから、君に教えてあげれば面白いことになると思ってさ♪ただ助け出してもつまらないしね♪」

　
ウララ「・・・ウララはアンタが嫌いよ、何考えてるかわからない」

　
【焼き付ける】「あは♪いたって単純さ、僕は退屈なのが嫌いなだけ。ただそれだけなんだよ」


ウララ「お友達のあの女が苦しむ結末になってもいいってわけ??www」


【焼き付ける】「うん、いいよ」
　



　
その言葉は、まんざらでもないようだった

　
この世で一番狂っているのはウララじゃない

　
アンタは・・・



　

ウララ「アンタは、ウララよりもイカれてる」


【焼き付ける】「あは♪」




　
震え混じりの声と

　
体の震えは、止まらない

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