星と記憶-S-O- (ページ8)

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『あ、気づいてくれました？』

「あなた、だったんですか」

玄関を開けると目の前に悪魔さん……

『メッセージカード置いておいただけです。何をするのかは自由ですから』

にこっと笑うその人はどこか可愛い

『で、今日のご飯は何ですか？』

「え、えっと、マグロの刺身……」

『それ僕も好きです！美味しいですよね～』

バタバタリビングに駆け込んでいった………普通に家に馴染んでる

「あ、あの」

『はい？』

「何で居るんですか……？」

『残りの時間をご自由に使っていただくために見守りです』

「わざわざ見てるの？」

『まぁ、万が一の事があってはいけませんから』

ビシッとスーツ姿がやはり似合う、が、場違いな気がする

　

『説明が足りませんでしたからね、昨日は。

では、ご飯の後、細かめの詳細をお伝えしますよ～』

テーブルの前てルンルンなのは、きっと刺身を半分差し出したからだろう

もっとも、食べれるのかは知らないけど。

時間をみると20時。残り4日はとうに過ぎていた