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YOURS
和「なぁ、A..
俺、葉山大学行ってもいいよ？」
.
「え..?」
.
和「お前がそんなしんぱ「ダメだよ!!」
和「でも....」
「ダメ、それだけは...」
涙が頬を伝ってポタポタ落ちる
.
ポタポタ落ちる涙は止まらない
和「泣くなよ」
.
ほら、結局私は和也を困らせちゃうんだ
.
.
和也が私のことを優しく抱きしめてくれる
.
私の肩に乗せられていた顔が離れ、
顔を覗き込んでくる
.
「そんな近くで見ないで」
.
顔と顔の距離が10cmくらいしかなくて
.
離れようとするけど
腕を掴まれてて離れられない
.
「離して..」
.
「やだ」と即答で返される
.
和「ねえ、
どーしたら俺のこと信じてくれる?」
.
悲しそうな瞳で
優しく問いかけてくるからまた涙がたまる
.
「..っ和のこと..信じてなくないっ...」
涙が溢れてポタポタ落ちる
和「なーくなって...」
.
「和に言ってもわからない..」
.
だってこれはただの私のわがままだから
.
.
和「じゃあAはこれから俺以外に好きな人ができる？」
「でっできないよ..!」
.
和「はは..なんか変な質問だな..」
ぽりぽりと恥ずかしそうに鼻の頭をかく
.
和「でも、俺も一緒だよ」
.
和「俺だっておんなじ質問されたらそうやって答えるよ」
.
.
和「だって俺はお前のことが好きなんだから」
.
和「俺だって本当はお前のこと心配で
滝沢みたいな奴いたらどーしよって考えてたけど..」
.
和「俺がAのこと信じるから
Aも俺のこと信じてほしい。」
.
.
彼は「心配なのはお互い様でしょ？」って笑った
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作者名：バタ子 | 作成日時：2017年7月9日 21時
