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信頼 ページ6

志: 今日もウチに来たの?


堀: まあまあ、駅前の美味しいケーキ買って来たからさ。


宮野姉妹に出会って2週間。
妹の方は相変わらず警戒してくるけど姉の方はすぐに打ち解けた。


志: 貴女は私達と関わって何がしたいの?監視ならもう結構よ。


そのとき初めて志保ちゃんの心の声を聞いた。


堀: 私はさ、2人を守りたいの。真っ黒に染まってしまわないように。


私の返答が意外だったのか驚いた表情でこちらを見る志保ちゃん。


堀: なんて、組織の人間の私が言えるようなことじゃないけどね。
けど、嘘じゃないから信じて欲しい。



こんなこと言って良かったのだろうか。
余計怪しまれたり、ましてやジンたちにこのことを知られたらどうなる。

不安でしかないが、初めて組織の人間で守ろうと思った存在だ。



私がいなくなっても私の意思は捜査官たちに受け継がせる。




それからというもの、志保ちゃんからも一応の信頼を得ることができ3人で出かける程の仲になった。






でも、上の人間からはそれが原因で怪しまれるようになり倉庫の爆発事故へ導く結果になってしまった。

終わり ログインすれば
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作者名:リツカ | 作成日時:2017年4月23日 20時

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