外れない仮面番外編《名探偵コナン》 (ページ5)

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宮野姉妹との出会いページ5

堀：あ、エレーナさんこんにちは。進捗はどうですか？

エ：堀越さん、こんにちは。マウスで実験はしてるんだけどまだまだね。

組織の研究者達は上からの指示で薬を使ったりしている。
それがどのように使われるかは知らずに。

今開発中のAPTX4869は試作品の試作品といった段階。

エ：もう直ぐ娘の帰宅時間だけど帰れそうに無いわ。食事も用意出来てないし。

堀：それなら私が代わりましょうか？今日はそんな仕事もないですし。

エ：それならお願いするわ。

これが宮野姉妹と出会ったきっかけ。

志：貴女、誰？

小学校高学年にしては大人びた雰囲気で警戒するように睨まれる。

堀：初めまして、エレーナさんの研究に関わらせてもらってる堀越琴音です。

第一印象は大事にと心がけ笑顔で挨拶をする。

志：お母さんに頼まれて私の子守をしに来たって訳ね。私だってそんな子供じゃないのに。

確かに小学校高学年ならある程度自分のことくらい出来るだろう。

けど、エレーナさんも心配なんだと思う。あなた達を取り巻く大きな黒い影の存在が。

志：それに、今日はお姉ちゃんもいるから大丈夫なんだけど。

その言葉と同時に玄関の扉が開く。

明：ごめんね志保。今から夕飯用意するからってあれ？この人は？

堀：初めまして、堀越琴音です。

これが宮野姉妹と私が3人揃った初めての瞬間。