39 Trust ページ40
私たちの部屋近辺で哀ちゃんを見つける。
かなり動揺している。
私はそんな哀ちゃんの背後から近づき腕を掴む。
灰: !!??
A: しぃっ。ごめんね、驚かして。私たちは貴女を守るために動いてるの。コナン君もよ。
灰: Aさん、どうして私のこと。
A: 7年前から会ってるもの、分かるわよ。貴女は覚えていないかもしれないけど。
灰: カ、カルーア…?
A: ふふ、正解。この事はまた詳しく話すわ。哀ちゃんはこれから8号車に向かってちょうだい。そこに有希子さんがいるから。あとはコナン君から電話が来ると思うから指示に従ってね。絶対に貴女を死なせないし、命に代えてでも守るわ。親友の妹なんだから。
私の話をしっかりと聞いてくれて哀ちゃんは8号車へ足を進めた。
人の波がこちらへと押し寄せてくる。哀ちゃんをあぶり出すために何か仕掛けでもしたんでょう。
安: Aさん!
A: 安室さん。この騒ぎは一体…
安: 8号車で火災が起きたみたいです。みんな前の車両へ移動してますからAさんも。
A: ええ。これじゃあ名古屋まで行けそうにないわね…非常に残念だわ。
安: …僕も残念ですよ。こんな旅になるなんてね。
彼の目は全く残念そうに見えなかった。
これからのビックイベントを楽しみにするようなそんな目。けど、重大な任務を背負った責任感のある目にも見えた。
A: 貴方も大変ね。
小さく呟いて私は前の車両へ足を進めた。
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作者名:リツカ | 作成日時:2016年8月29日 23時