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24 By chance ページ25

A: ついでに家のものも買い足さないとだから秀もついてきて。


スーパーに到着した私たちはそれぞれカゴを持って買い物を始める。


A: オリーブオイル、クリームチーズに…


メモを見ながら着々とカゴに放り込んでいく。


沖: そういえば、味噌がもうすぐなくなりそうですよ。


A: ほんと?じゃあ味噌も見に行こう。


赤味噌派の秀と白味噌派の私。それで一回揉めた結果間をとって合わせ味噌にすることになっている。


: あれ?この前ウチに来てくれたAさんじゃないですか!


A: !?安室さん。


まさかこんな所で会うとわ…


安: 偶然ですね。近くなんですか?


A: はい。今夜の夕食の材料とかを。それより、よく私のこと気づきましたね。


安: ええ。これでも探偵の見習いですから。人の顔を覚えるくらいは。


あの程度で覚えられるなんて…
ヤバイ、昴の顔だけどきっと秀今私のこと相当睨んでる…


沖: お二人は知り合いですか?


A: この前行ったポアロのバイトの(


安: 僕たち友達なんですよ。


何勝手なこと言ってくれてるの!


沖: 僕たちは結婚を控えてる恋人同士なんです。あまりそういう馴れ合いは…


こっちもこっちで!!


安: そ、そうだったんですか…それは失礼いたしました。では、僕はまたポアロに戻らないといけないので。


そう言って彼はスタスタとレジの方に歩いて行った。

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作者名:リツカ | 作成日時:2016年8月29日 23時

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