＃105 ページ7
「しょーくん」
長い沈黙のあと、久しぶりに声をかける。
至って冷静に努めとしてる翔くんが面白い。
S「どうしたの？」
「おれ、澪と別れようと思ってる」
S「えっ？そうなの？じゃ、俺のさっきのやつとかって余計なお世話だったのか(笑)」
「いや…その時、澪にも話した。別れたいって…」
S「そうなの？！」
「嫌だって言われたけど…
もう気持ちもねーし、付き合っててもしゃーねーべ」
S「それって…榛原のせい？」
翔くんが伺うようにおれの方を向く。
「聞かないふりしてって言ったのに、聞いてたんだ？(笑)」
S「聞こえるよー、こんなせまいとこで、あんないちゃいちゃされたらさー」
「してねーべ」
S「してたよ」
翔くんの声のトーンが変わる。マジなやつだ…
S「智くん、相手生徒だよ。まだ15、6の女の子だよ」
「わかってる。
安心してよ。なにもしないし、これからもどうにもならない」
S「さっきのは？」
「魔が差したんだよ…」
S「智くん…」
もうそれ以上喋りたくなくて目を閉じた。
翔くんも何かを感じ取ったのか、家に着くまで何も話さなかった。
夏休み後半の2週間…
おれからAちゃんに連絡することはなかったし、彼女からも連絡はなかった。
部活にも来なかった。
澪からも避けられて別れ話も進まないまま…
明日から新学期が始まる。
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Haruno(プロフ) - ゆうもも☆様…コメントありがとうございます！立花先生、まだお別れに納得してませんからね…皆さまに楽しんで頂けるよう、妄想に妄想を働かせ(笑)頑張りたいと思います！ (2016年11月29日 17時) (
レス) id: 8a2baf9fbe (このIDを非表示/違反報告)
ゆうもも☆(プロフ) - はじめまして！んー立花先生が気になります。絶対何かやらかしそうな感じ。不気味だなぁって………。気持ちが通じてるけど、まだ高校生だもん。揺さぶられそうで……。次回を楽しみに待ってます！！ (2016年11月29日 16時) (レス) id: 4bb7c760d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2016年11月14日 2時
