47話 ページ48
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「もしかしてバレーしてたこと秘密にしてた?」
「え?ああ、別に気にしなくていいよ!ツッキー以外にもここにいる人達にバレてたし」
「そっか…ならいいんだけど」
「あ、でもツッキー誰かに言ったりしないでよ?騒がれるのめんどいから」
「ハイハイ」
「適当に返事すんなし!」
「ふざけるのはそこまでにして練習しないと時間なくなりますよ」
「あ、ホントだ」
「なら胡桃とあかーし交代でトス上げてくれよ!黒尾とツッキーはブロックで古見さんはカットで!」
「へ〜い」
「分かりました」
「はい」
そう言って私がカットに行こうとすると胡桃に声をかけられた。
「Aスパイク打たんの?」
「うん。スパイクは木兎さんの役目やけ」
「おっけー」
胡桃の質問に答えたあと昨日と同じ位置について構えた。打たれてくるスパイクはどれも強くて、ツッキーが弾いたりしたボールも追いかけて拾うが綺麗に上がらないときもあった。
やっぱブロックの手に当たったボールとかはどこに行くかよく分からないからミスること多いんだよなー。綺麗に上がらないとセッターに迷惑かかるから一ミリもズレないようなボールを上げたい…まあそんなことできる技術ないんだけど。
そのあとはただひたすら木兎先輩のスパイクをカットするだけだった。するともうすぐ就寝時間になるので片付けることになった。
第三体育館での自主練から解放されたあとは胡桃達の部屋でひたすら喋っていた。
「もう高校の先生がマジで面倒くさすぎてさ〜…マジでAにも味あわせてやりたいくらいやわ」
「そんなめんどい教師絶対嫌やし!あ、でもウチの学校でもめんどい先生おるっちゃおるよ?」
「まじ?やっぱどこの学校にもおるんやね〜そういう先生」
「当たり前やん!中学の頃はよかったよね〜…クソみたいな先生おらんかったし。福岡に戻りたい!!」
「いやそれな?中村先生とか清水先生とかに会いたい!」
「めっちゃ分かる。男の方の中村先生期末テストとかのときチャイム鳴る前から始めさせてくれたもんな。マジで神やった。あと普通に授業面白いし」
「それな。男の方の中村先生は一年からおったけど女の方の中村先生は二年から来たやん?それの区別するために中村先生が女の方はyoung中村、男の方はold中村って呼べばいいとか言ったときはめっちゃ笑った」
「あーね。あれおもしろかったよね〜」
ちなみに男の中村先生の方が本当に年とってるよ。
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時