44話 ページ45
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「胡桃ちゃん、そっちの料理お願い出来る?」
「はい!分かりました清水先輩!」
「美紀ちゃんは仁花ちゃんはこっちでお皿洗いしてくれる?」
「はい!」
「了解です!」
何故胡桃達がここにいるのかと言うと、これが胡桃からのお願いだからだ。胡桃のお願いはまだ学校の外にストーカーがいるかもしれないから合宿の手伝いをする代わりに皆でここに泊めさせてほしいというものだった。
先生達も最初は渋っていたが仕方ないからということでOKが出た。胡桃達の部屋はマネージャーの部屋とは別の所にある。先生からは仲がいい人が近くにいた方がいいだろうということで私もそちらの部屋で寝ることになった。
胡桃達は最初から友達の家に泊まる予定だったらしい。しかも部活が休みになっている一週間全部。しかも私だけ参加できないのに伝えるのは可哀想だろうということで私だけ知らされてなかったらしい。
だから着替えとかはちゃんとあるから大丈夫らしいんだけど…なんだかハブられてるみたいで悲しい。まあ仕方ないことなんだけど。
烏野や音駒など男子達は胡桃達が食堂にいるのに驚いていたが女子の人数が増えた分ご飯の量も少し増えたので喜んでいた。
昨日のようにわちゃわちゃ騒いでいる男子バレー部の端の方でいつもはうるさい木兎先輩と胡桃が真面目そうな顔で静かに話をしていたのでそちらにはあまり近寄らないようにしておいた。
胡桃と木兎先輩は知り合いみたいだし色々思うところがあるんだろうな、と思い喧嘩にならないか少し心配になったが特にそのような雰囲気はなかった。
どちらかというと最初は真面目な顔をしていたけど二人とも段々いつものような笑顔が戻ってきていたので心配する必要なかったかな、と思いつつ口にカレーを放り込んだ。カレーはめちゃくちゃ美味しくて、皆が作っただけあるなと思った。
ご飯の片付けをしてお風呂に入ったあとは胡桃と一緒に木兎先輩達の自主練に付き合うことになった。
すると体育館にツッキーが現れた。
「おやおや?」
「おやおやおや?」
「聞きたいことがあるんですが、いいですか?」
「「いーよー!」」
二人とも優しいな。からかったりするときはウザイけど。
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時