21話 ページ22
.
「…ねえ2人とも。2人が自分の言いたいことだけ言い合ってる時に仁花とウチが止めようとしてたの聞こえてた?」
「…?」
「…聞こえてなかったでしょ。まあ、取っ組み合いになったら周りの声聞こえなくなるし仕方ないとは思うけどさ、ウチ1番最初に言ったやん。早く終わりたいから早めに切り上げてって。
なのに練習どころか取っ組み合いの喧嘩始めてさ……馬鹿なん?まあ馬鹿だから赤点なんてとっとんやろうけど」
「なっ…!!」
「たしかに、その…喧嘩、したのは悪いとは思ってるけどそこまで言わなくてもいいじゃんか!」
「は?事実を言って何が悪いん?アンタら2人が馬鹿なのはホントのことやん。実際馬鹿だからこんなことしたんやし。
ていうか普段見てて思うけどさ、もう会話から馬鹿さ加減が分かるよね。しかも自分から演技とかしてるわけじゃないのがある意味すごいよね。
…ああ、あと_______」
「ふ、ふふふ古海さん!!もうやめてあげて!!2人のライフはゼロ超えてマイナスに突入してる!!」
「……別に良くないですか?ウチが何言っても聞かないような人達ですし。どうせ明日にはウチが言ったことも忘れてますよ」
「ま、まあまあA…1回落ち着こうよ。2人も凄く反省してるみたいだしさ、ね?」
「…まあ、仁花が言うなら」
正直許したくないけど。
「…じゃあ、ウチもう帰るわ」
「へ?」
「元々眠たかったから早く帰りたかったし。あ、日向、影山」
私が声をかけるとビクビクっと体を震わす2人。
「暴力沙汰はもうやらないこと。やったら澤村先輩が許してもウチが許さん。絶対何がなんでも体育館に入れんようにするから。…わかった?」
「「はいっ!!!」」
「あっそ。…………あと、仁花にちゃんと謝ってよ。こんな遅くまで残らせた上に2人のせいで凄く怖がってたんだから」
そう言って私は学校から帰った。
「…………なんか、眠たいのとストレスのせいで凄い色々言っちゃった…………明日謝らないと」
そう言って私はその1時間後に眠りにつくことができた。
え?眠るまで時間かかり過ぎじゃないかって?
………眠りにつくまでが遅いんだよ!察しろ!!
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時