18話 ページ19
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選手たち同士で話したりしている間、マネージャーはマネージャー同士で話していた。
「私ー、梟谷学園のマネージャー、白福雪絵ですー、よろしくー」
「同じく梟谷学園のマネージャー雀田かおりです!よろしく!」
「生川高校マネージャー宮ノ下英里です!」
「烏野高校マネージャー清水潔子です」
「古見Aです」
「や、谷地仁花です!!」
「大滝真子です!よろしくお願いします!」
マネージャー同士の自己紹介も終わり、今は試合見学中。
やっぱり、というか当然なのだがどの高校も強い。いつの間にか烏野は本日3回目のフライングコートをすることになっていた。
そんな時、体育館のドアが開かれた。
「おっ、まだやってんじゃん。間に合ったね。上出来」
金髪ショートの女の人と共に日向君と影山君が遅れて登場した。
ヒーローは遅れてくるって奴?リアルで起こるとは思ってなかったけど。
試合に入った日向君と影山君は速攻を決め、森然高校に勝利した。
「9セット目にしてやっと初勝利か……初の罰無しだな」
「ハラ減ったー!」
そういや、もう夕方だ。この後は時間も時間なのでもう試合はなかった。
次の日、また何度も試合があった。その中の1つの試合で日向と旭先輩が接触事故を起こしたのだが、2人とも特に怪我をした訳では無い。
でも、雰囲気がピリピリするようにった。
多分、日向は接触事故を起こした時無意識でも旭先輩へのトスを奪おうとした。成長へ貪欲だからこそ、起こった事故。
いつも通りに試合をするのか、それとも成長するために何か行動を起こすのか、いいことなのか悪いことなのか私には分からないから何も言えない。
すると、日向が真面目な顔で言葉を発した。
「なぁ影山」
「あ?」
「“ぎゅん!”の方の速攻。おれ目ぇ瞑んのやめる」
その言葉を聞いて誰もが唖然としたけれど、やっぱり日向はそうだよな、と納得してしまった。
日向はどこまでも成長するために走り続ける。決してサボろうとせずに。いつもそうだから今の発言にも納得だ。私は応援したい。成長したいと思うのは悪いことじゃないから。
……でもさ日向、更に強くなろうと思うのもいいけど、それがチームにいい影響を与えるのかは分からないよ?
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時