15話 ページ16
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「よっしゃー!これでマネージャー3人!!強豪みてぇ!!」
「あー…うん。そだね……」
私が微妙な反応をしていると、仁花がフォローしてくれた。
「あ…あのね日向。本当はね、Aには私が言って無理やり一緒に見学に来てもらっただけなんだ…」
「え!そうだったの!?でも、古見さんバレー好きでしょ?なんで入んねーの?」
「え?ウチ、バレー好きなんて言ってないし…そもそも好きってわけじゃ………」
「谷地さんもそうだけどさ、俺とか田中さんとかスパイカーが点決めたり月島がブロック決めた時とか、西谷先輩がボール拾ったりして繋いだ時に凄い目をキラキラさせてんじゃん。
バレー好きじゃない人がする顔じゃないよ?」
私が………バレーを好き?
「………………何それ」
そりゃあまあ、私もなんだかんだバレー好きだったのかもしれないけどさ、ウチ一切言動に表してなかったはずなんだけど。
むしろ避けてたはずだから皆にはバレてない…………と、思ってたんだけどな…
「…なんか、日向って周り見てなさそうで周りのことよく見てるんだね」
「なんか酷くねぇか!?」
「別にバカにしてる訳じゃないよ。でも、なんか………」
何か………
「なんか凄いなぁって思って!」
「?どゆこと…?」
「いや、なんでもないよ。色々悩むことが消えたわけじゃないけど、つまりはウチもバレー部入るってこと〜」
「えっ、Aも入るの!?」
「やったー!!マネージャーが3人も!!」
「だって、ウチだけ入らなかったら仁花と一緒に帰ったりできないし、清水先輩とも話したりできないもん」
なんつー理由なんだって呆れられるかもしれないし怒られるかもしれないけどさ。
「それに、ウチまだ皆のバレー見てたいなって思えるしさ。なんか見てて清々しいとも思える。そういうのにはあんまり出会えることないと思うから、今のうちに堪能しておこうかなーって」
と、私はニコニコしながらそういった。
「ま、何はともあれ色々問題は片付いたしウチらも帰ろっか」
「うん。そうだね。…あ、あと日向に、と影山くんにお願いがあるんだけど…」
「何?」
「……実は_______」
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時