検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:10,775 hit

夜の襲撃 壱 ページ22

僕は、襲撃の直前に、初めて、気付いた。


僕、まだ壱の型しか使えないじゃん。


これは相当まずいと思う。

まずまず、壱の型一回しか使った事ないじゃん。どうしよう。



作戦の時間が近づくにつれ、自分が崖っぷちに立たされているのだということを自覚せざるを得なくなった。
今回は、二人ずつが二班と、残りの三人に分かれる。
二班の所はそれぞれ子分どもを蹴散らす役で、三人班の所はそのまま親分のところに突っ走っていき、後で子分が片付き次第、二人組は三人組と合流し、戦いに参加するという作戦である。

僕、厄介な子分を蹴散らす組なんだよなぁ。
因みに、僕は善逸さんとペアである。あの人、見た目に反してすっごい序盤からバッタバッタ鬼を倒していきそうだし……足引っ張ったらどうしよう。

でも、やると決めた以上、やるしかないのだ。


気持ちを切り替えて、僕も戦わなければ!


***

襲撃作戦が、開始された。

それぞれ、村の人から得た情報を頼りに、子分が潜んでいる所、親分と三大中幹部がいる所を別々で探さなければならない。

情報の一つによれば、子分と親分は別々のところにいる。そしてもう一つは、子分が二組に分かれ、これまた別々のところに潜んでいる。
備考だが、親分は満月の丑満時、人々を襲いにやってくる。そして、今日はちょうど満月。

子分が隠れているところにはもう目星は付いているのだが……


親分の方はさっぱりなのだ。


これ以上被害を出すわけにもいかない為、今日中にでも片付けてしまおうと言うのがみんなの意見だった。烏も、頭上で手助けをしてくれている。(主に鬼探し)

と。



「戦いたくないよおーーー!」

何度聞いたかもわからないほどの弱音が、後ろから聞こえてくる。
はあ、とため息をついて、帰ろうとする善逸さんの襟首をがっしと掴む。

「ほら、探しますよ!」

「嫌だあ!俺は帰って禰豆子ちゃんとキャッキャうふふしていたいいいい!!!」


禰豆子ちゃんという人物が誰なのかそもそも知らないのだが、とりあえず、なだめておく。

「キャッキャうふふの前に鬼退治でしょう!」

「俺死んじゃうう!嫌だああああ!!!」

この人が敵をバッタバッタ倒す想像をしていたのは、どこの誰だろう。(それ自分)
というか、恐怖すら忘れてしまう。



その時、鬼は現れた。


*ウタゲの最中に、オマンらうるせーんだよ*

*殺されたいのか?*



……………………で、




出てきたああああああ!!

ざ・オワタ。

夜の襲撃 弐→←鬼殺隊と鬼



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.3/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ココロ - 8000hitありがとーございます! (2020年4月3日 18時) (レス) id: 7279136435 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - まさかの5000hitありがとうございます。評価も、少しですが上がっていて、嬉しかったです…! (2020年3月11日 11時) (レス) id: 7279136435 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - 2000hit,有り難うございます! (2020年2月29日 18時) (レス) id: 7279136435 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - 1000hitという文字をこんなに早く見るとは思ってませんでした……ありがとう御座います! (2020年2月22日 17時) (レス) id: 7279136435 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - 260hit,ありがとうございます! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 7279136435 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ココロ | 作成日時:2020年2月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。