【歌い手】男の人が怖いけど姉さんは仲が良い【96猫】 (ページ8)

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六話ページ8

坂田はもうすでに歌っている。

浦島船は心配そうに此方を見ている。

坂田は汗ダラダラ。

大丈夫なのか？

まぁ、わしは姉さんの歌みたしか聞いたことないから、分からないふり...

って言うか、分からないから良いか。

わ、歌い終わってる...

97.283点...

凄いね...

良くやるねぇ...

誉めてやろう←

『凄いですね』

素直に誉める。

坂田「え？あ、はい...ありがとうございます？」

思っていたのとは違ったのか、疑問文になっている。

うらた「あ、時間...」

浦島坂田船は時間らしい。

じゃ、わしも行くか。

面倒くさいなぁ...

『あ、僕も行きます。』

姉さん以外の前では一人称"僕"だから。

46猫の時も"僕"だから。

センラ「え？」

やっぱり、吃驚するよなぁ。

『あなた方と同じ場所に行かないかんので。』

皆は何が何だか分かってないみたいやな。

『まぁ、着いてきてくださいな』

そう言いながらカラオケ店を出る。

否、出ようとした。

コゲ犬「あ、店長から聞いた！後で行っても？」

あー、そういうことか...

『良いですよ。』

すると、ありがとう、と笑いかけてくる。

姉さんに後で伝えとこ。

今度こそカラオケ店を出て、家へ向かう。

坂田「...俺たちが何処行くか、知ってるん...ですか？」

あ、絶対に敬語忘れてたな。

此処は...

一応答えとくか。

『さぁ？どうでしょうね...着いてからのお楽しみです。僕からは言えないんで｡』

うん。

言えないよ｡

言ってしまったら､わしが壊れてしまうから｡

浦島は警戒心を出しすぎ。

坂田は出さなさすぎ。

センラは出しすぎず、出さなさすぎず丁度良い(？)

よし、着いた。