【歌い手】男の人が怖いけど姉さんは仲が良い【96猫】 (ページ45)

今日:3 hit、昨日:22 hit、合計:32,864 hit

四十三話ページ45

さて？

ついてから早何時間だ？

二時間やな。

ちなみに一言も喋れとらんのですけど...

そらる、寝そうんなっとる。

かわええ...

あーあ、本当、中毒者かよわし。

うあぁぁぁあっ！！！！

今、コテッって！

首をコテッって！！

あ"～！

かわええ。

いや、本当にわしヤバイな。

もう、末期なんじゃn((そらる「ねぇ」

『はっ、ひゃいっ！？』

噛んだ...

舌いたい...

そらる「そんなに見られると恥ずかしいんだけど？」

あ、バレとった...

まぁ、当たり前か。

ガッツリ見てたし。

『ご、めん...』

今更ながら恥ずかしくなってきたわ。

そらる「いや、やめろって意味ではなくて...」

そういいながらやめろっておもっとったやつやん...

そらる「なんか...弄りたくなって...？」

なんで疑問系。

そして、なんだその理由。

そらる「そういえばさぁ...」

そらるが聞いてくる。

嗚呼、この声好きだなぁ...

まぁ、？

姉さんの方が好きですけど？？？

そらる「好きだよ」

...ん？？？

なにが？

え？

そらる「フフっ、混乱してる...かぁわい。」

そう言って、わしのおでこにキスを落としてくる。

え？

え？？

どういうこと！？

そらるは少し、顔を俯けた。

そらる「俺のこと、嫌いになった？」

なんで、そんなこと...

そらる「ねぇ...」

そらるは顔をあげた。

『っ、...』

絶句した。

だって、あのそらるが目に涙を浮かべ、まるで「嫌いになって？ねぇ？」ってすがるような必死な顔でわしを見てくるから。

どうして、そんな顔で見てくるんや。

嫌いになる？

なに言うとん。

『僕は、好きやよ』

そう言えば、驚き出すそらる。

『なんやろ...
安心する感じなんよ。
わしは、そらるがいた方がええな。』

いい終えたら、なんだかすっきりした。

そらる「ぇ...本当...？」

涙目のまま、わしを見てくる。

『おん。嘘ついても、意味ないで？』

出来るだけ、口角を上げて笑った。

そらるも、笑ってくれた。

そして、爆弾投下してきた。

そらる「結婚、しよ？」

いきなりっ！？

吃驚して、口元を手で隠す。

絶対にやけちゃうから。

そらる「ねぇ、改めて...

好きです、結婚してください」

膝をつき、手を差しのべてくる。

その手には、先程までなかった筈の指輪が。

『っ、うんっ！』

思わずないてしまったけど。

嬉しいよ...！