番外編ー続きー ページ39
シャオロンは何を察したのか私と子供たちを別室に行くよう促した。
...なんでや？
子供たちを連れ別室に行くと、不満そうにする子供たち。
それでも直ぐに他のものへと気が引かれたのか、遊び始めた。
「...ママ〜、トイレ」
梓がそう言いだす。
春には一人で遊んでもらうよう言って、梓をトイレへと向かわせる。
梓がトイレに入っていくのを見ながら、シャオロンたちが気になる。
少しだけならええよな...？
ちら、と見ると会話をして居る皆。
シャオロンは視線に気がついてか、手招いてきた。
素直に出ると、「なぁに見とんねん」とでこぴんをされる。
痛い...
gr「お前、ええのか？」
sho「ええよ。別に、いつかは言うつもりやったし」
目の前で交わされる会話に首をかしげる。
sho「んー、なんや。俺ら、ゲーム実況者やねん」
ゲーム、実況者...
『ああ、シャケ君たちみたいなの』
sho「知っとるんかよ」
『まぁ、家族やし』
そう言うと納得したのかシャオロンはツッコミを入れるのをやめた。
「ママぁ？」
『あー、梓、春と遊んどいてくれへん？ママとパパ、遊ばれへんくって。
後ででもええか？』
「えー...分かった、はるくんと遊んでるね！」
素直に戻っていく梓。
sho「...ほんま梓に似とる」
『こら、ここの人ら記憶ある人やないんやからやめんさい』
はいはい、とシャオロンは適当に返事を返した。
『で、私シャオロンがゲームやっとるとこ見たことないけど』
sho「まぁ、最近やっとらんかったしな」
...そうなんか。
なるほど。
『やってもろてええで。
梓たちが寝てる時間なら、やけど。』
sho「あ、ほんまに？」
ええんか、と少し不安げなシャオロン。
『まぁ、別に』
sn「シャオロン、人肌恋しくなっちゃうんじゃないの〜？」
sho「喧しいわ！」
手であまり宜しくない仕草をするしんぺい神先生。
あれ、仮にも先生やったよな...？
sho「ま、ぁー...ん、ありがとう。そんだけや」
頭をぽんぽん、と何度か軽く叩きシャオロンは微笑んだ。
数日後、鬱に教えてもらいシャオロンが出始めた動画を見るのが日課になりはじめた。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
