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kyo「なるほど、なぁ」
顎を擦りながら棒つきキャンディーを咥えるきょー先輩。
恋愛経験は差ほどないらしく、「わっかんねーな」と頭を掻いた。
何とも言えぬ空気に目を反らすと急にどりみーは話し出す。
md「ﾏｽﾞ、Aﾊ俺ﾗ二人ﾉ前ﾃﾞﾊ普通ﾃﾞｲﾃﾎｼｲ...
ｿﾚﾄ、Aﾊ状況ｶﾞ状況ﾅﾝﾀﾞｶﾗ、話ｾﾊﾞ分ｶﾙﾄ思ｳ」
どりみーの言葉に肩を揺らす。
やっぱり、分かってまうよな
『話せば分かる、ってことは私も思っとる...
せやけど、それ以前に話せへんねん』
目線を反らすと「ｱｰ」とどりみーは残念そうに声を漏らした。
kyo「ま、関西組っちゅうことでな。
他のシュラハトの人介して出来ひんのか？」
シュラハト...
『ロボロと鬱は...一応
ぴくととも交換しとるけど』
kyo「シャオロンさんやろ？
皆と仲ええはずやけど」
誰でもええと思うぞ、と続けるきょー先輩。
...鬱先生やな。
前世とかも考えると何だかんだ付き合い長い...筈やし。
いや、ぴくとの方が若干長いかもしれへんけどな。
『うっわ...別れたないんやけど...！』
頭を抱えると何が面白いのか笑い出すきょー先輩。
まぁ...恐らく元気付けようとしてくれとるんやろうけど。
md「ﾏｧ...頑張ｯﾃ」
ぽん、と肩に手を乗せてくるどりみーを見上げる。
md「...別ﾚﾀﾗ%*＞〜」
『え？』
md「ｲﾔ？」
『は？』
md「ﾊ？」
言葉が伝わらねぇ〜
『なんか言った？』
md「別ﾆ」
ふい、と顔を背けるどりみー。
なんやコイツ、ときょー先輩に助けを求めるように目を向けると聞こえていたのか、にやにやとしていた。
kyo「まぁー、なんや、当たって砕けろや！」
『なに、砕ける以外の選択肢ないん？』
kyo「俺的にはそっちの方がおもろいんや」
『ひっど。』
気がついたら話が盛り上がり、静かな空間は嘘のように騒がしくなっていた。
てか。
『きょー先輩、部活は？』
kyo「俺のとこは顧問が出張で今日はないで」
『なるほど』
きょー先輩の話を聞きながらラケットを手に持つ。
md「部活ﾔﾙﾉ?」
『うん。話はまた後でにしようと思って』
md「ﾌｰﾝ」
つまらなさそうに口を尖らす。
部室を出ると、コンタミ先輩がいた。
con「あれ、サボってんのー？」
サボりはダメだぞ、と可愛らしく注意してくるコンタミ先輩。
『知ってるんですよ、らっだぁ先輩以外まともに部活していなかったとか』
con「あははー、否定はしない」
苦笑する
突っ込みが絶えへん人やな
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
