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「なるほど。状況はわかりました
それでなんでしょう？」
gr「そして、一つだけ。」
グルッペン先輩が遮ったのに意味が分からないと顔をしかめる女性。
gr「小杉さんが、そちらの女子生徒...もう転校したのですが、その先の高校の文化祭で問題を起こしたようでして」
「問題を...？」
gr「ええ。
いくら勘違いをしていたといっても、過度でした。
一度彼女は反省文を書かせられているのですが、その上で謝罪を要求した上に犯罪者、と不特定多数がいる中叫びました
これは、現在の法律的にも人権を犯しているに等しいです」
そんな、と女性は自身の口を隠し絶句する。
「っ、家の子が、申し訳ございません」
頭をバッと下げてきた女性。
驚き顔をあげるよう言うも、「すみません、すみません...」と頭をあげようとしない。
「本当、申し訳ないです...親御さんは？」
びく、と震える肩...
一度深呼吸をしてから、はっきりと答える。
『現在親は、いません』
女性はショックを受けた顔をする。
「申し訳ございません...」
『大丈夫です｡私は誤解が解ければいいので
ほら、顔をあげてください、頼みますから｡』
そう言うと女性は眉を下げたまま顔をあげた。
gr「また、いじめを起こした生徒には此方から注意をさせていただきました。
次同じようなことをしたら退学となっています」
「ありがとうございます...ほら、桜子も。」
「...すみませんでした」
小杉の名前は桜子らしい。
いらん情報やけど。
二人が出ていくのを見て私も出ようとするとシャオロンに止められる。
『え、何...』
sho「俺がこれ頼んだ理由、分かるやろ」
『は？え、今じゃなくても...』
sho「機会ないやん」
掴まれた腕から逃げ出そうとするも意味がないようだ。
『...っ、はぁー』
大きなため息をつくと「おい」とシャオロンに突っ込まれる。
さっきの誤解が解けてから、ある程度目線は弱まったけど、ある程度でしかないんよなぁ
目線でロボロに助けを求めたが無視された。
酷い
『くっそ、離してって...！』
sho「ええやんええやん」
シャオロンは自身の前に私を持ってきて、後ろから抱いてくる。
所謂、バックハグ。
それには生徒会の皆も驚いたようで、唖然とする。
sho「コレ、俺の彼女」
『コレって言うな』
肘を入れると「う"っ」と踞る。
『ふっ、ざまぁ』
rb「あんさんら何やっとんねん...」
呆れたロボロの声が大分胸に刺さった。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
