13 善逸くんといっしょ ページ17
｢甘露寺から文で聞いていた。
だが来た所で構ってる暇はない。｣
｢えぇ。｣
今日は伊黒さんの稽古場に。
別にこっそり来るつもりではなかったけど、もう来ること知られてたなんて…。さすが文通仲。
｢そういえば、やたらと静かですね？伊黒さんの所は。どうして…あっ。｣
妙に静かな稽古場の戸を伊黒さんが開けると、まあ凄い光景が。察した。
｢こういう訳だ。次から次に来る甘露寺に甘やかされた塵隊士の訓練で忙しく、更にはイラつかされ気も余裕がない。
居るなら端で見るなりそこら辺の隊士に情でもかけてやれ。｣
｢は、はい…。｣
木に括り付けられてる隊士の目よ。可哀想に。まだ頭逆さにされてないだけ良かったと思う。
よさげな場所に居座ろうとした時だった。
｢ギィヤアアアアアアアア？！？！｣
｢？！ こ、この声は…｣
ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…
｢Aさあああああん！！何でここに？！こんな恐ろしい所にぃ？！俺を助けに来てくれたのお？！俺のため？！そうだよねえ？！？！｣
｢久しぶり！待ってね。落ち着いて？圧が凄い。ちなみに申し訳ないけど善逸くんのためじゃないよ。｣
悲鳴と共に雷が落ちたような勢いでやって来たのは、善逸くんだった。
とても元気そうだ。
｢えへっそんなこと言ってぇ。
本当は俺のた「我妻。煩い。耳障りだ。さっさとやるぞ。｣ ヒイイイ！俺一昨日来たばかりだけどもうダメだよ俺も木に括られるよおお！！助けてよAさああん！！｣
｢頑張って〜｣ﾆｺﾆｺ
伊黒さんに襟を捕まれ引きずられていく善逸くんを、手を振って見送った。
少し離れたところで、稽古の様子を見てよう。
｢うう…俺も括られる…ぐすっ…｣
泣きながら善逸くんは渋々構えてる。
｢善逸くん、そんなんじゃ伊黒さんに木刀届かないよー！｣
｢はあい！しっかりする！頑張りまあっす！！｣
｢フンっ。俺は厳しいからな。
では、始め。｣
シュンッ
伊黒さんは一瞬にして消えた。
善逸くんは私の応援で意気込んでいたのに、やはり怯えて震えてる。
｢ひいい…！無理ぃ…！｢ビュンッ｣ ヒィ？！｣
なんだかんだ言って伊黒さんの攻撃は避けられてる。凄い。
｢頑張れ！善逸くん！｣
｢もう、やっぱり無理だよお！無理いいいい！
イヤアアア！！！｣
善逸くんがまた悲鳴をあげた時だった。
ふらっ
｢え？？｣
善逸くんは全身の力が抜けて、倒れそうになる。
失神？？嘘でしょ？？
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さらりとクマ(プロフ) - 真緒さん» 真緒様！！ありがとうございます！！！不死川さん好きになってくれてうれちい…！作者のことも？えへへ鼻血 なかなか作品出せてない状況ですが一応ゆっくり制作中です是非よろしくお願いします！！ (2022年4月23日 10時) (
レス) id: 8eff2d73b0 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - クマさん！大好きでーす！❤️ (2022年4月1日 13時) (レス) id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - こんなにいい作品を読ませていただいてありがとうございます！実を言うと私不死川担ではないのですが（むしろちょっと苦手だった）この作品を読んで好きになりました！これからもクマさんの作品読みにいきますのでコメント見てくださいね！ (2022年4月1日 13時) (レス) @page42 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 風柱様むざんたおしたとはいえむりしないでくださいね (2021年11月10日 22時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしいつもおもうときがあるですりあるでかぜがふくと風柱様の事/// (2021年11月10日 22時) (レス) @page39 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2021年2月3日 0時
