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「何故そのようなことを……」
「元々この方は煌帝国に深く関わりのあった方なので、安心してください。あまり表に出る仕事をしていた訳では無いので、顔は始めてみるかもしれませんが、実際私や紅炎陛下などと仕事を共にしていました。」
(そのようなお方がいらっしゃったのか、、？)
(紅炎陛下と!?なら信じるしかないが……こんな女本当に見た事が……
いいや、仮面のせいで、そもそもの素性がわからん……)
「今回だけの助っ人です。無理に信じろとは言いません。」
「ですが……」
今回はあくまでも内乱。素性のわからぬ部外者を入れる訳には……と紅明以外の全員が戸惑った。
だが、紅玉と紅覇だけは目を細めじーーっと彼女を見つめていた。
(なんだかぁ)
(なんだか……)
((知ってる雰囲気だな……))
「……ねえ紅明様、姫たちをお守りする立場として、やはり明かしておいた方がいいのでは？」
コソコソと女は紅明に耳打ちした。
それだけでも親しい仲なのだととれたが、余計に女が誰なのかが気になった。
「……ですが隠すと言っていたのは貴方……」
カパッ
「「……!!!」」
女は戸惑うことなく仮面の上下を親指と人差し指でつまむとそのまま上にあげた。
その場にいた全員目を見開いた。
「久しぶり」
サングラスのように後ろで結んでつけていた仮面を額の上にあげて顕になったその顔は、よく知っている女だった。
その赤と青のオッドアイに、貼り付ける時の少し妖美な笑み。
「あ、貴方はもしや……」
「「(名)、A!?/ちゃん!?」」
紅覇と紅玉が机に手を置き前のめりに驚いた。
Aはニッコリと笑うとまた仮面を下げて付けた。
着物の裾に手を入れて話す。
「ここに集まっているあなた方には教えた方がいいかなとね。下の子たちには先程教えたとおりに言っておいてくれる？」
「ま、待てよ、僕はおまえが来ることは知ってたけど、なんでそんな格好して……全体を監視してるだけなんじゃなかったの!?」
「ど、どういうこと？なんでAちゃんがここにいるのよぉ？」
「まあ落ち着いてください。彼女は皆さんの知っている通り元「遊杏」であり現「シュバリエ」であるAです。今回この戦に参戦するのは、というより……参戦するというよりも、目的のためにこちら側に紛れる、ということです。」
「………!???」
「混乱させて申し訳ないわね、まあ説明させてよ。」
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氷空音(プロフ) - 海月ゆらさん» コメントありがとうございます！こちらこそここまで読んでくださってとても嬉しいです😭完結まで精一杯頑張らせていただきます❤️ (2022年5月23日 0時) (
レス) id: 6c8722363c (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 続編おめでとうございます！マギに再熱して色々な作者さんの小説を読ませていただいてたのですが皆さんマグナシュタットあたりで止まっていたりしていたので、ここまで書いてくださって本当に感激してます！！無理のない程度で頑張ってください(^^) (2022年5月23日 0時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年5月17日 1時
