第258夜 極大魔法決戦 ページ36
「「礼節と厳格の精霊よ」…」
「「真実と断罪の精霊よ」…「汝が王に力を集わせ、地上を裁く大いなる」………」
「「「業火」/「虚無」 をもたらせ!!!」」
「白龍のやつも極大魔法を撃つ気だ。」
「アリババくん…!!!」
「白龍……!!!」
「白龍、おまえを倒す!!」
「来いッ!!!」
「極大魔法『
ボオ
「フン、マグノシュタットの戦いの時と同様、
ゴコッ
「なに？炎で退路を断つか…そして、”その剣”を正面から受け止めろというのだな？
望むところだ。極大魔法『
ウォオオオ
「「ベリアル」の極大魔法…一体どんなものなんだ……!?」
白龍の背後にはおどろおどろしい不気味な骨の龍が現れた。
グググググ
「！？」
(なんだ!!?世界が遠くなっていく…)
(極大魔法の「ベリアル」は、その咆哮が支配する領域内のすべての人間の五感を喰らい尽くす。手や足どころではない。このまますべての感覚を食いちぎってやろう。)
「チッ…！アモンの炎はまだ加速できるのか!!!
させるか!!!」
二人の間が縮まっていく。
ゴオオオオオオ
カッ!!!
……
「………」
「……!!!」
「どっちが勝った？」
「き…きみは……！？」
「………があ"あああああああああっ!!!」
「！？」「！？」
「なっ…」
「ああっ……」
「…うそ。」
Aは目を見開いて魔装を解いた。
「ぐっああっ」
「白龍……」
白龍は両足が膝から下がなかった。
ドサッ
魔装が解かれ、地面に落ちた。
「……!!!」
「両脚が…焼け消えた……野郎…!!!」
ギッとジュダルはアリババを睨んだ。
Aはストンと地面に着地すると、白龍の元に駆け寄った。
「白龍…！だ、だだだだだ、大丈夫……!?」
彼を目の前にすれば、洗脳から逃げることは許されなかった。
「アリババくん………？」
アラジンは、魔装のまま俯き浮いているアリババを、見つめた。
＿マギ26・完＿
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年5月8日 23時
