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「それでいいんすか？アリババさんは。」
「オルバ？」
「シンドリアで俺たち、事情は全部聞きました。煌帝国はアリババさんの故郷を占領した仇でしょ？練紅炎はその親玉でしょ？
バルバッドに、煌帝国が余計なちょっかい出してきたせいで、アリババさんの家族が……
ご、ゴミみてーに殺されたって言うのに、家族の仇の手下になるなんて、あんたそれで本当に悔しくないんですか!?」
「悔しくないぜ！」
「！そんなのうそだ！」
「………………」
アリババは自分の手のひらを見ると、手は震えていた。
「いや……………………そう……………………悔しいよ。悔しいし、やりたくねーに決まってんじゃねーか！！」
「「アリババさん………………!!!!」」
「でも、実際これからバルバッドは、戦争に巻き込まれるんだ。だったら……
俺が、ただやりたくねーって気持ちと…
バルバッドの人たちを守るためにやらなきゃ絶対後悔することっていうのは、たぶん 全然別のことなんだ。だから…………
バルバッドに降りかかる火の粉を払える立場なら、どこだろうが構わねえ！」
「アリババくん、いや…………アリババ。」
シンドバッドはまっすぐとアリババを見つめた。
「いつかオルバたちも、アリババの言うことわかる日が来るといいな。」
「！……………………」
「シンドバッドさん、師匠、ここでお別れです。散々世話になったのに、本当にすみませんでした。」
「いいや、これは別れではないよ、アリババ。Aのおかげでもはや「金属器使い」の目的は1つになったのだから。」
「白龍はバルバッドに攻めてくるだろう。白龍と戦うのか？白龍を殺せるのか？」
「それは……もちろん……」
4人は目を合わせコクッと頷いた。
「もちろん、そんなことにはさせないよ！」
「そうです。白龍さんもこれから同じ敵と戦う「王の器」の1人…そして何より、私たちと同じ「迷宮」で冒険した大切な仲間です。」
「彼を救いたいとは思ってたけど、まだ私には「正解」も「間違い」も分からない。まだまだ未熟な私は、今回はただ大切な彼と話がしたい。」
「あいつに会いに行く。そして、戦って生きて連れ戻す。
そのために、俺たちは行くんだ！」
＿行こう！バルバッドへ!!!!
＿━＿━"━＿━
めちゃくちゃただの雑談なんですけど、
マギ最終巻まで読み直したら、
あれ？世界ってなんだっけ？宇宙猫となりました。
主人公補正ガチガチにかけていきます。
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年5月5日 23時
