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ザザザ……
「どうしても…このまま一人で行っちゃうの？」
Aと白龍は向き合っていた。
Aは肩幅ほどに脚を開いて、風に白いスカートを靡かせながらも白龍を見つめた。
彼女はアリババにあとは頼むと、白龍を追いかけるため高い木の上を飛んで、目はいいので歩く白龍を何とか見つけ出し、前にスタッと降りたのである。
白龍は俯いたまま
「…………はい……」
と返事をした。
「先程はすみませんでした。」
深く頭を下げる白龍。
Aはそんな彼を無表情で見つめながらも「吃驚した。」と答えた。
白龍の武器を持つ手にぎゅっ、と力が込められた。
「でも…事情はわかったから。別に…平気。私にも、責任があるんだと思う。」
「……責任…？」
白龍は頭を上げて、Aを見つめ返す。
Aはぎゅっとスカートの裾を握りながら、彼の目を見ることが出来ず、白龍の足元を見ながら口を開いた。
「私…白龍のこと助けるだなんて言っておきながら……何も力になれていなかった。
でも私……私、あなたを助けたいの！！」
Aは少し潤んで輝いた目で、しっかりと白龍を見つめた。
ぎゅっとスカートの裾を握る力を強めながらも、言葉を続ける。
「さっきも失敗しちゃった。私に「正解」を導くことなんて…出来ないのかも……
けど、私は人を「幸せ」にしてあげたいんだって……素敵な人生だったって、後悔しないような人生にしてあげたいんだって思った！！
私の思う「正解」はそれだから！私は、その為に生まれてきたから！」
自分なりの「正解」を見つけ出したから。
だから、ね、貴方も、
私、助けられるように頑張るから、
だから……
「だから、私これからも白龍と沢山お話して、沢山仲良くしたい……！
こんな、こんなお別れは嫌だよ……！」
「…、俺はもう、皆さんと一緒には行けません……
今まで本当にお世話になりました…」
振り返り歩いていこうとする白龍に、Aは泣きそうになりながら悲痛の表情を浮かべ首を振った。
「や、やだよ！別に行くのを止めるわけじゃないから……ただ、もっと前みたいに仲直りしてからお別れしよう……！
私、白龍とこんな”微妙な関係”のまま、あなたを助けることを諦めるのなんて、
ぜっったい嫌だ！！！」
「…………じゃあ……
一緒に来てください。」
「……えっ、？」
「俺と一緒に……煌帝国へ来てください。
あなたが好きです…A殿……」
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
