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(くっそ〜！金属器置いてきたしぃ、もうひとつのは使い方もろくにわかんないのにー！！
魔法で行くしかないじゃーん！！)
「「
「「
ズバンッッ!!!
「〜〜っ！？！？」
突然の大きな音と、目の前で切れる馬の頭と腕と、ブォンと風を感じて、Aは声にならない悲鳴をあげた。
盗賊たち関係なくその場の全員アラジンたちの後ろ、馬車の方を振り返る。
「うるっさいなぁ……せっかくの僕の旅の気分が台なしぃ……」
「！？！！？」
馬車の中から現れたその少年に、Aはまた声にならない悲鳴をあげた。
「おじさんたちみい〜んな死刑ね？」
体に似つかぬ大きな剣を肩に担ぎながら笑う彼は、Aのよく知る人物だった。
「やった、やったわこれ…私やってんな…」
Aはしゃがんでアラジンの後ろに隠れながら両手で顔を覆って、指の隙間から馬車から降りてきた彼を見た。
「なッッ！！？」
ススス……馬車から降りてきたのは3人の女性たち。それぞれ体の一部に御札を張っている。
「皇子様、道中はお忍びだったはずでは…？程々に……」
「無駄でしょう。」
「これだよ、これだ……」
「？おねいさん？」
アラジンは後ろで踞るAを振り返って見下ろした。
Aは3人の女性から猛烈な視線を送られていて、ジクジクと刺さるその視線に悶え苦しみながら半泣きで顔を覆っていた。
「私の嫌な予感、これだよぉ〜！！！」
「このガキよくもォォオ！」
彼の体の倍ほどある男が襲いかかってきたが、彼はにこっと年相応の笑みを浮かべると
「死んじゃえ！！」
男の股に剣を入れて上に掻っ切った。
ズバァン！！
「ひっ…ひいいいっ！？」
見ていた盗賊は情けなくも悲鳴をあげる。それも仕方ない。人間が真っ二つになったのだから。
Aはとにかく怯えて頭を掲げ蹲っていた。
「ねぇ、あの方…」
「やっぱりそうよね？」
彼女は何に脅えているのか？
「彼にバレること」「血が吹き飛ぶえぐい戦いが繰り広げられていること」この2つである。
少年は「アハハハハッ！」と楽しそうにぞくぞくぞくぅ〜と全身に鳥肌が立つのを感じながら笑った。
「なんだこのガキ、いかれてやがる！！」
彼はその小さな体で華麗に動き、盗賊たちをその大きな剣で切りまくった。
「死ねっ！このキ〇ガキが！！」
男たちはいっせいに銃口を向けた。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
