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Aは馬車に入ってからもアラジンを膝に乗せながらなにか気がかりでじーーーっ、とその半透明の布の先を見つめていた。
「おねいさん、気になるの？」
「……ちがう、なんか嫌な予感がするのよ」
アラジンの耳元でボソッッと小さな声で言うAに、アラジンは「嫌な予感？」と首を傾げる。
「そう…私最近勘が当たりやすくてね？
なんか…そうね、ほんとに…
今すぐ降りた方がいい気がする。」
「えー？ホントかなー？っていうか暇じゃない？おねいさん、なにかしようよー！」
「しずかにしなさいよッ！！この沈黙を破りすぎなのよアホ！！！」
「えーーーー」
ムニムニとほっぺをこねくり回されながらアラジンはブーイングをした。
そして布の下に隙間があり、そこから除く服が綺麗なものだということに気がつく。
そして「どうしたのぼうや？退屈なの？私達もよ。みんなで一緒に遊びましょう」なんて言ってくれるきれいなお姉さんがいるんじゃないかと妄想し出すと、実際に行動に出やがった。
「やあ、おねいさんたち。はじめまして、僕は…」
ゴソ……と布をめくった時、
ガクンッッ！！
「！！」
突然馬車が大きく揺れて、アラジンとAは一旦向こう側の客は置いといてこちら側の窓から外を覗いた。
「な…なんだきさまら！？」
なんと馬車は何人もの男たちに囲まれていたのだ。
「何って…盗賊ですよ。おとなしくしろたぁ言わねえよ……俺たちゃエサがどうわめこうが殺してから奪う主義だ……
殺れい！！！」
「うわああ！これかな！？私の嫌な予感これだったのカナ！？」
Aは小声で悲鳴をあげた。
「傭兵のみなさん頼みますよ〜」
「任せろ！！」
傭兵たちはワアアと盗賊たちにかかるのだが、盗賊は焦ることも無くニヤリと笑うと、炎の玉を打ち込んできた。
ドゥッッ
「！！？なんだこいつらの武器は！？」
ギラッ、と男の手に光る武器を見て、2人は顔色を変える。
(！！”あれ”は！！？)
ワァアアアアア
(あれは…「魔法道具」！”また”なの！？
やっぱりこの国はおかしい！貴重なはずの魔法道具を、どうして海賊や盗賊がみんな持ってんのよ！！)
2人は後ろのドアから急いで馬車から降りた。
「おじさんは下がってろください！！私たちに任せて！」
「バカやめとけっ！おまえみたいなガキどもに何が…」
「うるさいわね舐めときゃ火傷するわよ！(物理的に！！！)」
2人はそれぞれ杖と両手を構えた。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
