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「その海賊の身柄を、こちらに引き渡してください。」
「「！？」」
海軍とアラジンはアリババのほうを驚いたように見た。
「な…なんだって？確かに君たちは海賊の捕縛に協力してくれたがね、アクティア領内の罪人の裁きに口を出すとは、越権できないかね？」
「いいえ、その海賊に対する「責任」の半分は我が国にもありますので…」
「せ、責任…だと？」
「はい。「大聖母」はシンドリアーアクティア間の航路上で、海賊行為を働いていたのですから……我々シンドリアとしても知らぬ顔は出来ません。
それとも…今後起こり得る海上貿易での海賊被害の全てに対して、アクティアが対処し、保証してくださるとおっしゃるのならば、その旨を我らがシンドリア国王陛下にお伝えするのみです。」
「！！そっ、それは……」
海軍兵は「シ、シンドリア……」と改めてその国を口に出すと、アリババと詳しく話し始めた。
そしてどうやら答えが出たようだ。
「よ、よかろう、海賊の残党はそちらへ引き渡してやる…
ただし、奴らの魔法道具は全て我々が押収する、それで良いな！」
そう指さして、海軍は去っていった。
「いいんですか？」
「いい……シンドリア相手に面倒事をおこすな……
それにしてもおかしな奴だ…あんな人殺しの手に負えんガキどもを引き取っても、なんの得にもならんだろうに……一体どうするつもりなんだ……？」
アリババはアラジンの元に戻ると、あれ、と不思議そうに辺りを見渡した。
「どうかしたのかい？」
「いや…Aは？さっきまでいたよな？」
アラジンは納得したように頷くと、軽く俯きながら「白龍お兄さんを追いかけていったよ……」と教えた。
「！そうか……」
アリババは頷くと、
「実は今の提案、全部Aが思いついたことなんだ。」
と頭を書きながら目線を逸らして笑った。
アラジンは驚き、アリババを見上げる。
「「アリババにしかできない」だとか、「みんなを助けてあげなくちゃ」「アリババも痛いほど気持ちはわかってるんでしょ？」って言いくるめられちまった……
確かに俺も、どうにかしたいとは思ってたけどよ……Aがアレを俺に任せてくれなきゃ、俺は何もせずに後悔を胸に帰ってたろうよ……
……あいつ、なんかめちゃくちゃ後悔してたみたいだけどさ、結局小さなところでも人を救ってんだよな。」
ほんと、すげー奴、なんてアリババは笑った。
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氷空音(プロフ) - ナギさん» 読み進めていただけたら分かりますがヤンデレは治ります！あと、第139夜はこの作品では飛ばしているのですが、呼び方を間違えてしまったところはどこだったでしょうか？すみません！見つけるのが下手で…見つけ次第直させて頂きたいのですが💦 (2022年10月26日 15時) (
レス) id: a1f76e7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 第139夜ですが、紅玉は紅覇の義姉ではなく、歳が同じ義妹で紅玉と呼んでいますよ！ (2022年10月26日 7時) (レス) @page23 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白龍くんのヤンデレは治りますか？まだアニメで放送されていないシンドバッドを倒すところではアラジン達と共に戦っているので治る気がします。 (2022年10月26日 7時) (レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
氷空音(プロフ) - サラさん» わーい！！！！！！とっても嬉しいですありがとうございます頑張ります😭😭❣️ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 把握しました！私この小説ほんと見ててなんか微笑ましくなってめっちゃ好きなので、今回頑張って絵描かせていただきます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年3月27日 18時) (レス) id: 98face5f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月25日 16時
