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「！？お…おまえらもだまされてんだぞ！？いいかげん目覚ませよ！！」
ワーッと襲いかかってくる彼らにアリババは訴えるが、
(こ…こいつら聞こえてねぇ…！？)
聞く耳を持っていないようだ。
「ウフフ…「母の愛」…それを最も求めるのは誰だか知ってる…？
それは、母親の愛を幼い頃になくした子供よ！！
だから、母親に捨てられたスラムの孤児を拾ってきたのよ…その子たちの洗脳は決して溶けることはないわ！！ウフフフフ！」
「ってめぇ、根っからのクズだなあ！！」
Aは怒りを露わにして突っ込んで来た子供をたたき落とした。
「あとは任せたわ。」
「まて！！！！」
スタスタと後ろの扉に向かって歩いていく大聖母を逃がすまいと、子供たちはアリババに任せてAは目の前の子供の頭を踏み台にして高く飛んで子供たちの混乱から抜けると、大聖母に向かって走った。
あと少し、もう届く＿
「逃がすもんかっ……！」
白龍の横を通って、女に手を伸ばす時……
ギュルルルル
ドッ!!!
「う"っ！？」
Aは横に吹っ飛ばされて壁に直撃する。
何が起こった？今、何が、？
「はっ…？白龍…？」
Aは壁がボロボロと崩れるほど強く壁に当たり、尋常じゃない背中と後頭部の痛みで薄くなる意識の中うっすらと目を開けて前を見た。
そこにはこちらに手を伸ばした白龍が。
義手があの時のように龍のようにうねり、Aを突き飛ばしたようだ。
それも1人に対してすごい威力で、ヒォオオ……と砂埃が舞っていた。
Aはガクンッ、と地面に膝を着くと、壁にくい込んでいた体をボロボロと落ちる瓦礫とともに前に倒して四つん這いになった。
そして苦痛で歪めた表情で、白龍を見た。
「…って………ば…」
なにか呟いていると思えば、ギロッとAを睨む白龍。
「な、なん"で…う"っ、あ"ぁあ……」
Aは元々怪我をしていたのにこんな仕打ちを受けて、あまりの痛みに地面に頭をつけてぐぐぐと拳を握った。
「母上………無事…で……助けに……行って…差し上げねば…！」
「！？な…何言ってんだよ…！？
白龍！？」
キィイイイ
キィイイイイイイイ
＿我が身に宿れ…「ザガン」！！！
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
