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「すぐには駆けつけられないとは思うけど、ほら、お手紙とかでなら心のサポートが……」なんて身振り手振りで話すAを、白龍はポーッと頬を赤く染めながら見ていた。
「ね？だから……って聞いてる？」
「あ、は、はい！！」
「白龍も無理しないこと！！相談ならいくらでも聞くからね！私の事、忘れないでね！！まだ別れるまで時間はあるけどね！！」
にっこり笑顔で白龍の肩にポンと手をのせるAに、白龍は「はい……」と抑えきれない笑みを浮かべながら俯いた。
モヤーーーッとしたその雰囲気をアラジンは凝視し、Aの腕を掴んで周りのルフをぺっぺっと払うように手を動かした。
見方によっては白龍に「どけ！」と示しているようにも見えるが。
「なんかおにいさんのまわりのルフが桃色だよ？」
ウキウキしてるし何だい？コレ……と言うアラジンに、白龍は「えっ！？」とビクッと反応した。
「あははー確かにー」
なんて何も考えてなさそうなAがそのルフを見ながらホケーッと言えば、白龍は「そうだ！A殿も見えるんだった！ルフとやらが！」と頭を抱えた。
「そういえばアリババさんは……？」
モルジアナの問に、アラジンは少し悲しそうに頷いた。
「うん……近頃はほとんど口も聞いてくれないよ…もう、明後日は出発なのに……」
「……嫌われたかなあ」
私だって別れは寂しいけど、とても、、寂しいけど、、なんてズーンと落ち込むAを見て白龍はとてつもない黒いオーラをむわんと発した。アリババに対して。
そして翌日。
煌帝国の船が紅玉を乗せて本国へ帰って行った。
お別れの瞬間Aと紅玉は熱いハグを何分間も交わして、紅玉は涙しながらも帰っていった。
アリババも紅玉を親しげに見送ったが……
アラジンたちとは相変わらず口を聞かなかった。
そしてさらに翌日。
出発の日。
「よしっ、よし、よし！！」
Aが地面に膝をつきながらアラジンの持っている荷物を確認する。
「おねいさん、そんな確認しなくても……」
「しょうがないでしょ、アラジン小さいから母性が働いちゃうのよ母性が！！」
アラジンの肩を掴んで、Aは「一緒にがんばろうね！」と強く意志の籠った目で見つめて笑った。
アラジンも「……うんっ！」と頷く。
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
