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「「ザガン」は「金属器」が触れた場所の植物しか操れない…そこで、「ザガン」の魔法を俺の「魔力操作能力」で植物の種子に送り込んでおく…
そうすれば、送り込んだ「魔力」が尽きてしまうまでは、その植物を操れるんです。」
おお〜と4人は感心する。
「白龍って頭も良くて強くて…羨ましい…」
まだジンを手に入れて日も浅いのに、なんて落ち込みながら言うAの言葉に、白龍は少し照れたように微笑んだ。
「これでアジトはわかりました。今すぐ子供たちを助けに行きましょう！」
白龍は海軍にそう言ったが、海軍は何故か喜んではくれない。
「うむ…」
「しかしなあ？」
「敵の能力は未知数であるからして…王から授かっておる我々の軍艦を、うかつに送ることは出来んな…」
「！？え？そんな…」
「またそれかよ！！」
アリババが驚くのと同時に後ろからワッと人々が声を上げた。
「おい、海軍ども、本音を言えよ！！」
「ほ…本音？」
「これがさらわれたのが帰属や王族の子供だったら助けたくせに！お前らはいつも…いつも…
俺たちみたいな貧しい奴らがいくら苦しもうがどうでもいいんだろ！？何が王族だよ！！」
「「！！」」
アリババとAはその言葉に目を見張った。
頭に流れ込むは、2人とも同じ、あの日の記憶だった。
「これはまずい、まずいわ…」
呆然と彼らを見ながらそう呟くA。
アリババもそれを耳にして、全く同じようにワーワーと騒ぐ国民たちを呆然と見ていた。
「黙れ！それ以上はアクティア王家への反逆罪だぞ！」
「牢にぶち込むぞ！！」
「……」
その光景を見つめるアリババとAの背中をアラジンは黙って見つめていた。
＿
アクティア海軍は帰って行った。
「なぁ、みんな…お前らの旅は急ぐ旅か？」
去っていった海軍の方を見ながら、アリババは聞いた。
「いいえ…」
モルジアナは首を振る。
「……僕も。」
アラジンは笑顔で言う。
「まあ、ねぇ？」
Aは目を瞑って腕を組みながら微笑んだ。
「言いたいことはわかっていますよ。」
白龍は目を瞑って答えた。
「うん……」
アリババは背を向けたまま、呟く。
そして、声をかけた。
「あの……みなさん…
俺たちが、子供たちを助けに行きます。」
「！？あ…あんたたちが！？」
「大丈夫、俺たちさっきも海賊船を撃退したばっかりです！」
おお…と人々は感動する。
「アリババなら言うと思ったよ。」
Aの言葉にアラジンも笑顔で頷いた。
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氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
