1 ページ13
「いや、最近"力"のおかげで目がめちゃくちゃ良くなった…んだけど……あれは……
……燃えてる？」
「すげーな、目ぇいいんだお姉さん……」
「！？」
突然聞こえた声に、Aはバッと振り返る。
バシャァ……と海から出てきたのは……
「……！？」
「な、なんだ？ありゃあ……」
シャボン玉のような透明の玉に入ってこちらを見下ろす少年だった。
髪を刈り上げて頬に謎の模様をつけている。
「な…なんだあいつ……？浮いてる……？」
船員たちも彼を見て困惑する。
「アラジン、アレは……？」
モルジアナが構えながらもアラジンに聞く。
「うん……飛んでる…「魔法」……？」
少年の後ろからはバアッと仮面をつけた幼女が顔をのぞかせた。
「よしよし、ちょっと待ってろよ〜すぐ終わるからな〜」
「……！？」
「おい、てめぇら……」
「！？」
「これ、いい船だな。さぞかしいいもん積んでんだろ？全部よこせよ。」
「……！？」
「何を言ってるんだ何者だおまえ！？」
船員は武器を構える。
「……俺か？
俺”たち”は…………」
少年は片手がフックになっていて、(まさにかの有名なフック船長のような)それをクイッと動かすと、ザバ……と海からまたなにか大きなものが出てきた。
それは彼を包むシャボン玉のようなものと同じもので守られた……
「……！？」
「「海賊」だよ！！」
船だったのである＿
船は玉に入っているからか彼と同じように空中に浮かんだ。
ワーッッ！！
その船からは何人もの同じような衣装を身にまとった男たちが降ってくる。
「いただき！」
「なぁっ！？」
「なんだこいつらは！？！？」
「あれは……「大聖母」の海賊船じゃ。なぜこんかところにいるんじゃ！？」
海賊と名乗る男たちはギラッと持っていた剣の下の部分を引っこ抜くと、刃は取れて、それを船員に構えた。
【魔法道具「
なんとそこからは銃弾のように水の弾が出てきて、船員の腹部に直撃し吹っ飛ばした。
「ぐあっ！！」
「な…なんだ今の武器は！？」
頭から血を流しうつ伏せに倒れる船長に、男はカマシャッとそれを向ける。
「バッイバ〜イ！」
「ひっ……！」
ドンッッ
その時、船長にトドメを刺そうとしていた男たちはモルジアナの強力な蹴りにより吹っ飛ばされた。
ザッ……
「き……君たち……！」
5人はそれぞれの方向を向いて背中を合わせ構えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷空音(プロフ) - ももさん» わー！ありがとうございます✨頑張りますー🔥🔥 (2022年3月20日 18時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉夢主ちゃんの愛され具合がとても好きです💓無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月20日 17時) (レス) id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月20日 15時
