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18話 ページ18

さっき家に帰ったと思ったら、周りは真っ暗になっていた。

どうやら、ソファーで寝ていたらしい。


「腹減った…」


電気をつけて時計を見れば、3時。
父さんも母さんも帰ってきていない。
飯もない。

コンビニで買ってきてもいいが、父さんと母さんの分も作って、一人暮らしへの推薦を進めよう。


だがしかし。


「材料がねぇ…」


カレーで全て材料を使い切ったのか、冷蔵庫も野菜室も晩飯になるようなものは何も無い。

スーパーもしまっている。

コンビニで売っている野菜でどうにかするか…
無ければ、弁当でいいや。


俺はいつものコンビニ…バイト先へ向かった。



今日は蛍介に任せきりだったし、手伝える物は手伝わないとな…


んっ…?


「蛍介…?」


店先で蛍介が誰かに殴られていた。
…森永じゃねーか?
しかも蛍介だけが殴られてて…一方的。蛍介はガードはしているが、やり返さない。


「おい!やめろっ!!」


俺は走って、蛍介と森永の間に入る。
森永は言っても殴るのをやめない。
俺は蛍介を庇うように森永に背を向けた。

森永はそれでも殴るのをやめない。

今日痛めた背中に何度も軽い拳が当たる。

蛍介だけを見て走ったが、周りには流星の友達も居た。
なんで止めねぇんだ?やっぱり…お前らがこれを仕組んだのか??


くっそ、痛ぇよ!!



「やめろ」



低い声に俺は耳を疑った。


「んあ?」


「部外者が口を挟むんじゃねーよ、さっさと行けや」


流星の友達はその人に言い返す。

俺は殴るのをやめてくれた森永のお陰でその人物を見ることが出来た。


その人物はやっぱり、晃司だった。

晃司は俺と森永と蛍介、それから流星の元に行くを見てから、流星の友達の1人の首を掴んだ。


そいつは、"道也"と呼ばれた。

あの、流星の友達の1人、道也って言うのか。


「わるいやつだな」


「わ…悪かった!か…勘弁してくれ!!」


晃司はすげぇな、男一人を片手で持ち上げるなんて。


晃司は流星の友達達に話を付けて、流星の友達を帰した。


「あ…ありがとうバスコ」


森永は高速にお礼をした。
お前はまずお礼する前に蛍介に謝れと思ったが


「俺のことを知ってるのか?ウチの学校?」


晃司は森永を知らなかったのか、きょとんとした顔で森永を見た。

「うん、ファッション学科なんだ」

「ファッション学科?転校生が入ったクラスか?」

晃司は森永に問う。

「そうそう!」

「北原流星に勝ったんだって?」

バスコの質問は止まらなかった。

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(プロフ) - 無名の中二病患者さん» 日本語に翻訳されてます!読んで頂き、ありがとうございます! (2017年4月23日 23時) (レス) id: 9bba651314 (このIDを非表示/違反報告)
無名の中二病患者(プロフ) - 葵さん» 韓国漫画か...ハングルで無ければ読めるかも、いや、ハングルでも読む!ありがとうございます、読んでみますね! (2017年4月23日 23時) (レス) id: ca1a42ce17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 無名の中二病患者さん» 二次創作で、外見至上主義という韓国漫画のお話です。xoyという漫画アプリで読めます(^^) (2017年4月23日 22時) (レス) id: 9bba651314 (このIDを非表示/違反報告)
無名の中二病患者(プロフ) - 久し振りに集中して読めました。世界観がリアルで、同時に若々しさのある感じが好きです!ところで、この作品ってオリジナルですか、それとも二次創作ですか? (2017年4月23日 22時) (レス) id: ca1a42ce17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月希 | 作成日時:2017年4月20日 0時

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