愛してるって

毎日 ページ41

玲於side






たまごパラパラ事件から、数分後、

リビングがパンの香りで充満してきた









「そろそろできるよ〜、座ってね」



玲於「はーい」




新婚さんみたい、

緩んじゃうほほを手で覆いながら、イスに座って待つ









「はい、できた！」



笑顔でパタパタとスリッパの音をならしながら駆け寄ってくる



玲於「じゃあ、いただきます！」



「はーい、」









うっま、久しぶりにちゃんとした朝ごはん食ったかも

いつもは移動中にコンビニのおにぎりとかで済ませてたから。









黙々と食べてると、じっと俺を見てくるA



玲於「なに？」



「んーん、」



いや、んーんとか言ってるけどめっちゃ見てるよね？





もーなんなの、見ないでよ。とか思いながらも、もっと俺を見てよ、って思っちゃう

ほんとに、好きだなぁ、









「ね、ねぇ、れお」



玲於「ん、どうしたの」



「おいしい？やっぱ不味かったかな、」



玲於「何言ってんの、めっちゃ美味しいけど」








そう言うと、顔を真っ赤にしながら俯いている

何これ、ほんとに可愛すぎ



狙ってやってんのかって、疑っちゃうくらい







こんな幸せな朝毎日送りたい。

鍵、探さなくていいかな…なんて。




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