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Episode13 ページ19

「おっと」

肩にかけてるカバンが落ちかけてつい声を発してしまった

守沢「涼かカバン持つぞ?」

すっかり夕方になり遊び疲れたのか寝てしまった涼を抱き抱え、さらに荷物を持つのは正直しんどい

濡れてるからね!行きより重い!!


「ごめん、一瞬涼持って…あ、」

涼を渡そうとたけどガッシリ掴まれて離せない…
無理にすると起きちゃうしなぁ


守沢「涼の片手外れそうだから、そっから荷物下ろすか、」

そう言って、ささっと、片方の手をどかして荷物を持ってくれた

「ありがとう」


することなすこと全然イケメンだなー


守沢「なんだ…?」

「イケメンだなと思って」


即答しました

案の定呆れられてるけど


深海「ふふ、そうしているとふうふみたいですね〜」


私達のやり取りを見てた奏汰がそう言った


守沢「!?」

「」



奏汰、それ爆弾発言だよ

ちょっとびっくりして言葉が出なかった


高峯「子供連れ…」

仙石「家族みたいにも見えるでござる」


oh......


南雲「先輩たちが結婚したら義理の弟になるからそしたら本物の家族ッスよね!」


すっごいキラキラの笑顔でそう言い放った


見てよ、千秋くんなんか真っ赤になって震えてるんだけど横で

こういうとこかわいいよね、うん



守沢「お前たち!!!は、こっちだよな!!!また明日!!行くぞ、(名前 )!!」



他のメンバーの顔も見ずに私の肩を抱いてそのまま前にズカズカ歩く


「あ、えっと、お疲れ?今日はありがとう!また明日ね〜」


私もとりあえずお別れの挨拶をする

もちろん後ろ振り返れないんだけど…



「千秋くん照れてるね??」

守沢「うるさいぞ…」


私軽くからかわれたことよりも実は肩を抱かれた方が照れるんだけど!!



「ふふ、」


なんかこうもあからさまに照れられるとほんと可愛いなって





守沢「…まあ、いつかは…」


「え、…え?!それって…」


守沢「なんでもないっ!」



そんな風に言われるといつか2人で家族になってる未来を想像しちゃうんだけど……

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作者名:藤郷 | 作成日時:2020年6月13日 22時

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