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4.続き ページ6

透が何か言いかけたが入ってきたミカエラに邪魔をされた。

「おい愚兄!何邪魔してくれてんだよコノヤロー!!」
「珍しいな覆面をしてないなんて。あれはてっきりお前のアイデンティティ、さながら私のマイクロビキニのようなものだと思っていたが」
「一緒にすんな!つか聞けよ!!」

キレ散らかしている。これは別段珍しくない、が止めないと面倒だ。

「透落ち着け、そしていらっしゃいミカエラ」
「やあA。今日の晩ご飯は鮭か、私の分は無いのか?」
「ねーよ愚兄。来るなんて知らなかったから俺とAちゃんの分しか作ってねーよ」
「なんだと!」

部屋の隅でしゅん…となっているミカエラを慰めにかかる。コートを来ているので目には優しかった。

「んで結局何言いたかったの?」
「こ、今度ちゃんとしたとこで言うから!待ってて!!」
「? 分かった、待ってるね」

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透視点

ったく何なんだよあのビキニ変態愚兄は!せっかく告白しようと思ったのに。
不貞腐れている俺にあいつが近付いてきた。今機嫌悪いの分かってるだろ。肩を組んで来て小さい声で話し出した。

「なあ透」
「何」
「お前、Aに告白しようとしてただろう」
「!!!?」

耳に一気に熱が集まるのが分かった。

「なんでそれを」
「何故ってそりゃ聞こえてたからな。お前ら私が入ってきたの気付いてなかっただろう。それに言っただろう?」

「お邪魔しますって」

そう言い残し俺の肩から手を解きAに話しかけに行った。
もしかして、いや、絶対俺だけじゃなくてビキ兄もAのことが…嘘だろ




「あ、そうそう透。言い忘れていたが私だけじゃないぞ〜」

そう言ったビキ兄のにこやかな横顔は獲物を定めている吸血鬼のようだった。

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みるく味 - え。何この三兄弟。可愛い。更新頑張ってください。(`・∀・´)  (2023年4月7日 19時) (レス) @page6 id: fe5a781a36 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2022年9月15日 16時) (レス) @page6 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
春羽(プロフ) - 私も生まれ変わったらこんな世界に行きたいです!♥ (2022年3月15日 19時) (レス) id: c620f489da (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - ンンッすごく好きです (2021年4月5日 20時) (レス) id: be5316de54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カーミン | 作成日時:2020年3月21日 0時

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