2.職場に長男が来た ページ3
ある夜、コユキちゃんと私はマスターであるゴウセツさんの外出により店番を任されていた。
コユキちゃんは2億人店に入れると意気込んでいるが生憎の雨だ。2億人は難しいだろう。
カウンターでグラスを拭いていると客が来た。
「よっやってるかい」
客は挙だった。嘘やんお前吸血鬼やろ。
ビックリして固まっている私を後目に彼はコユキちゃんに野球挙を仕掛けキャメルクラッチを掛けられていた。
「ちょ、コユキちゃん!その人一応お客様」
「一応って何だ一応ってイダダダダ助けてA」
「知り合いなんですか?Aちゃん」
「明後日の方向を向くなーーっ」
こっちの立場も考えろ挙。いや、でもロナルドはドラルクさんと知り合いだしいいのか?
「まぁ友達だね」
「友達って何だよ俺らは深い仲じゃねぇかイッテェ」
チョップしてやった。
「んで何しに来たん?」
「いや、野球挙をしに来アーーーーー」
コユキちゃんにロメロスペシャルと腕ひしぎ十時固めを食らわされていた。ざまぁ
何とか挙は隣町の退治人だと嘘をつき居座ることになった。はよ帰れ
「そうカッカせずに1杯くれよ。あ、ダメ?じゃあ何か軽食作ってチョーダイ」
「じゃあ何か作ってくるね」
「いえ、Aさん。ここは私が」
「いやそれはちょっとってあー行っちゃった」
コユキちゃんは嬉々とした顔で厨房へ引っ込んで行ったやばいどうしよう。
「挙、どんまい」
「え、何?っていうかお前ここで働けてたのね」
「そやでーそっちこそ何で退治人の本拠地に出向くような真似したん」
「いや野球挙リヴェンジしに来たら、野球挙映えしそうな子がいたから仕掛けたらキャメルクラッチ掛かっちまって」
「何やってんだおめーはアホ。でも良かったねーマスターいなくって。いたら今頃グチャグチャだぜ」
「こっわ何それ」
軽口を叩いている間にコユキちゃんが料理を持ってきてくれた。変な色でぶくぶくしててさながら蘭〇ーちゃんよ角のような鋭角があった。
何あれ。オムレツって紹介したけど絶対違う。
「何それコユキちゃん…」
「オムレツです」
「いやこんな鋭角の部分オムレツにはないだろ、ってこっち見ろ自分でも分かんなくなってんじゃねーか!」
文句タラタラ1口含むと途端に顔から血の気が引いた。ワーキュウケツキラシクナッタネー
その後再びコユキちゃんに野球挙を挑んだが負け全裸になって帰っていった。
「いや服置いてくなや」
急いで追いかけた。VRCにお縄ってた。
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みるく味 - え。何この三兄弟。可愛い。更新頑張ってください。(`・∀・´) (2023年4月7日 19時) (レス) @page6 id: fe5a781a36 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2022年9月15日 16時) (レス) @page6 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
春羽(プロフ) - 私も生まれ変わったらこんな世界に行きたいです!♥ (2022年3月15日 19時) (レス) id: c620f489da (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - ンンッすごく好きです (2021年4月5日 20時) (レス) id: be5316de54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カーミン | 作成日時:2020年3月21日 0時