第181話 取り柄 ページ15
【ロビー】
ケイジ「どうする？もう寝室に行く？」
七瀬「んや、まだロビーでのんびりしたいです。」
ケイジ「じゃあ、はい、降ろすよー」
七瀬「…ありがとーございます。」
ストンッとロビーの椅子に降ろされて、コーヒーを出された。
あ、これ、ケイジさんと一対一で話す感じ？
ケイジ「さてさて…
ロシアンルーレットの時に話し損ねたこと…話そうか。」
あー…ロシアンルーレットの話か。
七瀬「あれだっけ、私がケイジさん追い出した話。」
ケイジ「銃のトラウマの話ね。
…言ってないハズだけど。」
七瀬「言ったじゃないですか。予感ですよ、予感。」
ケイジ「予感にしては当たりすぎてるよねー。
……。」
目の圧やめてください地味に怖い。
…仕方ない。
七瀬「……。
…私の、昔の取り柄って何だったと思います？」
ケイジ「…その勘と頭脳？」
七瀬「半分正解です。
…昔っから、勘の鋭さだけでした。
私の取り柄。
まぁ、他にもあるんですけどね。
物覚えの良さって言う悪魔的な取り柄がね。
…それだけだったんですよ。私の取り柄。
明るくて、優しくて、優等生で…
昔っから…模範人間だったわけじゃない…」
ケイジ「…へぇ……
…ごめんごめん、悪いこと聞いたね。」
七瀬「いえいえ、他人から見たら明らかに怪しいし。別にいいですよ。
で、私はケイジさんのトラウマの話を聞きたいんですけど。」
ケイジ「…キミさ、デリカシーって言葉知ってる？」
七瀬「知ってます。で？」
ケイジ「で？じゃないよ。知ってるなら聞かないで欲しいなー。」
七瀬「私はデリカシーな話ししたんですけどねー。話させて終わりですか？ケイジさん。」
ケイジ「痛いところ突いてくるねー。そう言うところモテなさそう。」
七瀬「関係ないじゃんモテるとかモテないとか。別に恋愛興味ないし。」
ケイジ「へぇー、
興味ないって言ってる割にはほっぺ赤いよ？」
七瀬「…気のせいです。恋バナはカンナちゃんにどうぞ。」
ケイジ「もしかして興味あったりする？」
ケイジさんがコーヒーを一口飲む。
…吹きそうな質問かましたろ。
恋愛話を吹っかけて来たお返し。
七瀬「ちなみにケイジさんはサラさんのこと好きなんですか？」
ケイジ「んぐっ…ゲホッゲホッ」
七瀬「吹かなかったか。」
ケイジ「いや…今の吹かせに来てたの？」
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Valeria - 如月 霞梛さん» マジ( ^ω^ ) (2021年11月9日 16時) (
レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
如月 霞梛(プロフ) - マジで学校で髪切ったの？(*ﾟ0ﾟ*)ｽｯｺﾞｯｲ！ (2021年11月9日 16時) (レス) @page45 id: dc74666ec7 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - YONESAN7777 =)さん» ありがとうございます！最近は執筆がとにかく楽しくてめちゃくちゃ書いてるんで、楽しみにしててください！(´∀｀) (2021年11月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
YONESAN7777 =)(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております。無理せず頑張ってください！ (2021年11月2日 22時) (レス) @page37 id: 16816748ce (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - せなっちさん» ありがとうございます！お大事に…╰(*´︶`*)╯ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Valeria | 作成日時：2021年10月3日 2時
